「VRM5」カテゴリーアーカイブ

[開発]国鉄キハ181系

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鉄道模型シミュレーター5第6号に収録予定のキハ181の画面写真です。分割併合を前提としたキハ82のフロントフェースを引き継ぎ、さらに完成度が高まった国鉄気動車特急の代表的な顔です。今回、モデル化にあたっては、全体のフォルムを的確に再現するために実車図面を再調査しています。

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開発中のモデルの側面です。機械室の大型スリットが目を引きます。床下のエンジンは、詳細な写真と図面からの再現を試みています。キハ181については、基本番台と100番台を製作しています。

国鉄以外のキハ181系についても製作をすすめています。機会が来ましたらご紹介いたします。

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DirectShopで市電、バス、ワイドPC取り扱い開始

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ダイレクトショップにて懐かしい昭和スタイルの市電、各地の路線バス、カント付きが魅力のワイドPCレールの各追加キットのお取り扱いを開始しました。

市電セットは、フリーランスの市電モデルをベースにいろいろなカラーリングをモデル化しています。帯、車体広告などを書き換えることでオリジナルの市電をつくることができます。

ワイドPCレールは、これからの展開が期待されるワイドレールの第1弾です。カーブ区間にはカントが設定されています。模型レイアウトの設計に活用していただけます。

路線バスは、いろいろな都市のバスを用意しました。鉄道車両のモデルデータに準じた、精密な車体モデルになっています。

第6号、10月発売予定

今回の鉄道模型コンベンションで発表しました鉄道模型シミュレーター第6号は、10月発売予定で調整をすすめています。もう少し調整がすすみましたら、正式な発売日を発表します。

第6号は、JR西日本に所属する車両を収録します。今回のページでは、第6号収録車両より683系をご紹介します。(画面写真は開発中のものです。製品版と異なります。)

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683系は、JR西日本の特急電車681系の後継として登場した形式です。全体的なフォルムは、681系を踏襲していますが、アルミ合金製の車体など現在の電車技術を全面的に採用した、新世代の車両となっています。

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683系は、基本番台、2000番台、4000番台が現在運用されています。今回は、VRM5では最初の683系ということもあり、サンダーバードで活躍する基本番台をモデル化しました。
T22編成の6形式、T32編成の3形式を対象にしています。683系は分割を考慮した編成構成になります。モデルの貫通扉は、開閉可能な構造を組み込みました。
683系で外観上の大きな特徴となっている台車取り付け部の突起は、モデルでも正確に再現しました。この突起は、通常より空気バネを外側に配置したためで、683系が目指した乗り心地の向上につながっています。

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VRM5/VRMONLINEアップデータ5.0.6.75

鉄道模型シミュレーター5/オンラインのアップデータを更新しました。バージョン5.0.6.75です。
鉄道模型シミュレーター5は、アップデータのページよりダウンロードしてください。
http://www.mobiuslink.jp/hobby/archives/index.html

夜間、自己発光する部品(ビルなど)の一部が、レイアウトでの配置順序によって光らないバグを修正しました。
(開発中の路線バスは、この自己発光機能を使用しています。)

※技術的な補足情報。
3Dでは、明るさの計算は重い処理になります。グラフィックチップは同時に数個のライトしか計算できないため、ビルの窓に浮かぶ灯りなど、ライトが多数必要なケースは、事前に明るさを計算します。この事前に計算する方法も様々なテクニックがあり、VRMでは複数のテクニックを組み合わせて高速表示を実現しています。一部のビルは、事前計算した夜間専用のモデルが用意されています。今回のバグは、夜間専用モデルで発生します。

[開発]バス大集合!

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ただいま開発中のバスです。今回のバスは、バスコレ第11弾と互換性があります。
鉄道車両と同レベルの細密なモデリングを行っています。
東京、大阪、京都など各都市のバス風景を再現できます。

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[開発]市電のテスト写真

ただいま、市電の開発をすすめています。

今回の市電は、新しい試みとして、フリーランスな車体をベースに様々な塗装を再現してみました。このページでご紹介する写真は、開発中のテストショットです。ここから実際の製品にむけて、色味などを調整していきます。

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フリーランスですが、まったく架空の車体では微妙な仕上がりになってしまうため、横浜市電1500タイプをベースにしました。このモデルをベースに、車体のベースカラーなどを変えていきます。

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オレンジ色の帯がワンポイントの車体です。車体番号、広告、帯色は、テクスチャーを自由に変更することができます。帯は、前面と側面で異なるパターンにすることもできます。掲載した車体以外に数種類の塗装パターンを準備しています。

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[作例]グループ踏切

新しい機能「踏切のグループ番号」を利用した、簡単な作例です。

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警報機、遮断機をならべて、踏切をつくります。

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警報機を1つ選択して、ポップアップメニューから設定ダイアログを呼び出します。設定ダイアログのグループ番号に、「100」を入力してください。残りの警報機、遮断機も同じ操作で設定してください。

グループ番号は、自由に決められます。作例では、100にしました。一組の警報機、遮断機に同じ番号を設定します。
最初に設置した踏切には、グループ番号「1」。2番目に設置した踏切には、グループ番号「2」といった付け方をしてください。

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自動センサーを、踏切を挟んで設置します。自動センサーの矢印は、踏切に向けてください。

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自動センサーを選択して、ポップアップメニューから設定ダイアログを開いてください。動作設定の項目に、対象をシステム、動作を「グループ番号が同じ踏切を開閉」を選択してください。その後、パラメータに踏切のグループ番号、つまり100を設定します。

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以上で、列車の通過にあわせて開閉する踏切ができあがります。

地形テクスチャー表示のバグを修正しました

5.0.6.73の地形テクスチャー表示にバグがありました。レイアウトをロードした際にユーザー定義の地形テクスチャーが表示に反映されません。(※表示のみでビュワーおよび内部データには影響ありません。)
この問題を修正したアップデータを公開しました。バージョン5.0.6.74です。

鉄道模型シミュレーター5は、アップデータのページよりダウンロードしてください。

[作例]乗客を乗せる

エミッターを使ったビルボードの乗客を、列車に乗せる作例です。

テクスチャー
乗客の画像を作成します。Photoshopなどペイント系ツールを使用してください。乗客の周囲は、透明にしてpng形式で保存します。(128*128など正方形で作成してください。)作成した画像は、レイアウトのリソースに登録します。

エミッター設定

エミッターをレイアウトに配置して、設定します。ユーザーテクスチャーにさきほど登録した画像を設定してください。パーティクルサイズを適切に設定してください。生存時間は、10msにします。(生存時間は、1フレーム=約16msより小さい値にします。)

モーションパス

エミッターを移動可能にするために、制御用のモーションパスを配置します。モーションパスは、スクリプトで制御しますので、場所、形状は適当でかまいません。

モーションパス設定

モーションパスを設定します。ターゲットにエミッターを設定。自動スタートをoffにしてください。

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モーションパスのスクリプトを記述します。ターゲットの座標を変更するメソッドを用意します。

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乗客がのる車両のスクリプトを記述します。フレームイベントを利用して、毎フレームごとに車両の位置を取得>>エミッターを移動を繰り返します。lvが、乗客の車両内での位置です。x成分は、車両の前後方向になります。
GetCarWorldPosで、車両内の座標から、レイアウト上の座標に変換します。
モーションパスのグローバル変数emposに結果をコピーして、attachをコールすると、モーションパスのターゲット=エミッターが新しい位置に移動します。

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作例を走行させると、このようになります。作例の応用でディーゼルカーの排煙などが表現できます。

VRM5/VRMONLINEアップデータ5.0.6.73

鉄道模型シミュレーター5/オンラインのアップデータを更新しました。バージョン5.0.6.73です。
鉄道模型シミュレーター5は、アップデータのページよりダウンロードしてください。
主な変更点
・グループ専用のポップアップメニューを追加
・グループ作成時の初期カラーを上位から継承
・高解像度地形テクスチャーを実装
・レイアウターの地形テクスチャー表示を高速化
・地形テクスチャーに4ブロックグループを追加
(レイアウト設定で切り換え)
・高解像度地形テクスチャーの境界自動補正機能を追加
(レイアウト設定で切り換え)
・部品ごとの表示設定を追加
・編成にステータス領域追加
・ステータス、負数も可能に
・整列に中央揃えを追加
・踏切、ホームドアにグループ番号を追加。
(同一グループ番号を同時に操作)
・自動センサーの動作設定を追加
・自動センサーに編成ステータスを追加
・大量のリソースを含む編成ファイルの保存を安定化
・架線の種類に、長さでたるみがかわる電線と直線を追加
・踏切、ホームドアのアニメーション途中での状態変更に対応
・連結時にまれに表示位置が異常になる問題を修正

・スクリプトに編成分割イベントを追加
・スクリプトにフレームイベント追加
・DEBUG命令改良
・スクリプトにブロードキャスト機能を追加
・スクリプトのディスパッチを改良
・スクリプトに地形高度を取得する命令を追加

スクリプトの追加命令
SetTargetVisible
GetTargetVisible
SetEventFrameTick
FetchTrainStatus
SetTrainStatus
GetTrainStatus
GetObjectFromID
GetObjectID
SetEventUncouple
GetUncoupleID
broadcast
InitTargetPos
CrossingGroupCTRL
GetLandHeight
SetTargetPos
GetTargetPos
SetTargetRot
GetTargetRot
GetCarWorldPos