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森林鉄道:ナローゲージ

ナロー

森林鉄道専用のナローゲージレールです。森林鉄道では一般的に762mm間隔が使われていました。1/150スケールに縮小すると約5mmになります。

写真は、トロッコなどに使われていた直径300mmの車輪を低規格線路にのせたものです。枕木の幅がNゲージ相当になります。ナローゲージの狭さがよくわかります。
レールは、森林鉄道に使われていた規格のものをスケールダウンしています。道床付きレールと枕木だけのレール、それに森林鉄道では重要な桟橋区間を再現するレールを計画しています。

リクエスト

リクエストをいただいている車両などから現在形になってきているものをご紹介します。(いずれも開発中の写真です。製品版とはことなる場合があります。)

路線バス
路線バスのリクエストにあわせて、各地の路線バスを計画しています。

E2
E3系こまちの連結相手、E2系です。J6編成とJ52編成の現行バージョンを製作しています。(連結器カバーは開閉します。)

EF64 1001
イベント列車などで活躍していたEF64 1001茶色塗装です。

森林鉄道の建物

機関庫

製作中の森林鉄道から「機関庫」です。森林鉄道のなかでも別格とされる木曽地方の森林鉄道は、最盛期には名古屋鉄道並みの路線長があったといわれています。この大規模な路線の各地に設置された機関庫は、木造建物やコンクリート製の建物など建造物だけでなく、屋根だけの簡易な小屋といった様々なタイプがありました。

アップデータを更新しました

鉄道模型シミュレーター5/オンラインのアップデータを更新しました。バージョン5.0.6.68です。
鉄道模型シミュレーター5は、アップデータのページよりダウンロードしてください。

主な変更点

  • レイヤーパレットに踏切部品の名前を表示
  • レイヤーパレットの踏切部品のメニュー表記を変更
  • SetCrossingTimeでホームドア開閉速度を設定可能にしました

※SetCrossingTimeで0を指定するとホームドアの規定値に戻します。
※ホームドアの開閉速度の規定値を取得することはできません。

アップデータを更新しました

鉄道模型シミュレーター5/オンラインのアップデータを更新しました。バージョン5.0.6.67です。
鉄道模型シミュレーター5は、アップデータのページよりダウンロードしてください。

主な変更点
・エミッターに「Zバッファーへの書き込み」、「Zソート」のチェックボックスを追加。
・パーティクルを高速化。
・最大パーティクル数を50000まで設定可能に。
・ホームドア部品対応
・特定条件下で樹木が範囲外に設置されたとき、ビュワーが落ちる問題の修正

Zバッファーへの書き込み、Zソートを設定できるようにしました。不透明の場合は、Zバッファー。半透明の場合は、Zソートを使用します。
※雪、雨など一般的なパーティクルの使用範囲では、Zバッファ、Zソートはoffにしてください。
※天候など大きなエミッターや、パーティクルが広範囲に広がる場合など異なるエミッター部品のパーティクルが交差する場合、Zソートは失敗します。
※Zバッファーをチェックした場合、同じエミッターから放出されるパーティクルの間でも前後判断が行われます。半透明の場合、ZバッファではなくZソートを使用してください。

ホームドア部品は、パーツショップの更新完了をお待ちください。
VRM5は、第5号に収録します。
今回のホームドア部品は、開口部2000mmの一般的な装置です。ドア間距離にあわせて部品を組み合わせて使用してください。
部品の詳細は、マニュアルを参照してください。

半透明のトリック

前回、Zバッファの弱点を紹介しました。今回は、その弱点をなんとかしようというトリックです。

Zのエラー

写真は、Zバッファへの書き込みを停止した状態です。最前列に不透明のキャラクター、後列に半透明キャラクターを配置しています。手前から順番に描画されると、不透明キャラクターに上書きされ、前後関係がおかしなことになります。

これを解決するためのトリックが、Zソートです。

Zソートを実行

Zソートを行うと、写真のように正しく描画できるようになります。これで解決!となれば万歳ですが、Zソートには図形交差時に前後判断ができないという重大な欠点があります。
1つのエミッターから放出されたパーティクルを単位として、Zソートが行われるため、パーティクル群同士が交差した場合、Zソートは失敗します。
Zバッファ、Zソート、それぞれ一長一短ですが、その特性を理解して適切に使い分けることで、希望する表示を得ることができます。

次期バージョンには、詳細な制御を可能にする次の2つの設定が追加されます。

Zチェック

Zバッファの泣き所

3Dグラフィックを実現するグラフィックカードは、一般的にZバッファをベースに動作しています。メモリーが限られていた3Dグラフィックの黎明期は、ポリゴンの前後判断がもっとも難しい問題でした。現在は、潤沢なメモリーが利用できるようになり、高速で確実に前後判断ができるZバッファという仕組みが使われています。

このZバッファ、原理的にシンプルでしかも強力です。

Z停止
Zバッファを停止した場合の画面です。手前のキャラから描いています。後ろのキャラクターが、後から描かれるため、手前のキャラクターを上書きしてしまいます。これだと前後関係がおかしいことになります。

Z有効
Zバッファへの書き込みを有効にすると、前後判断が適切に行われ、前後関係が正しく描かれます。Zバッファは、画面のピクセル単位で判断できるため、どんなに複雑な形でも正しく描画できます。

このZバッファ、画面のピクセル単位で比較するという原理からくる大きな弱点が存在します。

判断失敗
それは、写真のように半透明の場合です。
手前の半透明キャラが先に描かれると、後から描く奥のキャラクターは、手前のキャラが前方にいると判断して重なる部分が描画されません。半透明に透けて見えるようになるのが好ましいのですが。

半透明を多用するパーティクルやガラスは、このような理由で前後判断ができません。ただし、どんな場合でも逃げ道はあるもので、ある種のトリックを使うと、「前後判断をしている」風の描画を実現できます。これは、次回のアップデータで提供できる予定です。

ホームドア開発中

ホームドアの実例

ホームドアの開発をすすめています。最近では、山手線への導入に向けた動きが本格化したことが話題になっています。
ホームドアは調べてみると、鉄道関連メーカーがつくる柵としてのドアと、ドアメーカーがつくる自動ドアベースの2種類があるようです。写真は、可動式柵タイプです。幅2400mmのユニットが左右一組で1つのドアになります。この幅は一般的な4扉通勤電車のドア位置と一致します。

以下、開発中のホームドアです。センサーと連動して扉の開閉ができます。

homedoor1.jpg

homedoor2.jpg

homedoor3.jpg

実物を調べると、連結部分などドア間隔と長さの異なる箇所は、スペーサーで調整しています。VRMもスペーサーを部品化します。

アップデータを更新しました

鉄道模型シミュレーター5/オンラインのアップデータを更新しました。バージョン5.0.6.65です。
鉄道模型シミュレーター5は、アップデータのページよりダウンロードしてください。

多くのリクエストをいただいていた「実感的な雪」、「たき火の煙」、「噴水」、「花火」、「自作ビルボード」を実現できるエミッター&パーティクルシステムを搭載しました。エミッターは、雪、雨を設定できる天候エミッターと、煙や自作ビルボードを設定できるエミッター部品があります。天候エミッターは、従来の天候設定にかえてご利用いただけます。
工場の煙突からでる煙、公園の噴水、滝、舞い散る桜、雪を蹴散らすスノープロウなど、レイアウトに躍動感を与えることができます。
エミッターの設定方法は、マニュアルのリンク先をご参照ください。
この他に、リクエストをいただいた、樹木の上に樹木がのらないようにする仕組みを実装しました。森、林が作りやすくなっています。

マニュアル
天空と雲と太陽    http://mobiuslink.jp/vrmonline/manual/?p=419
エミッターとパーティクル    http://mobiuslink.jp/vrmonline/manual/?p=2811
自作ビルボード    http://mobiuslink.jp/vrmonline/manual/?p=2818

VRM5用エミッター部品は、開発中のVRM5第5号に収録します。
マニュアルは一部更新作業中です。