「VRM5」カテゴリーアーカイブ

編成分割で自動運転

編成を分割した後、自動制御を行いやすくするための仕組みを開発中です。

分割後に生成される新編成を制御するための自動センサーを個別に設置して、簡単に利用できるようになります。

編成分割にかかわる自動センサーを2つ配置します。1つは線路上に配置して、分割を実行します。もう1つは、線路以外に配置して、分割された編成の動作を設定します。

分割を実行する自動センサーの中身です。2両目で切り離し後、分割で生じた編成を制御するために、自動センサー(ID=8)を呼び出します。(これが今回の新機能)元編成は、1秒後に出発します。
分割する自動センサーは、2度実行されないように共通ステータスを利用して、0のときだけ実行するようにしています。こうすることで、分割された編成が後から自動センサーを通過しても、再実行されません。

こちらは、分割で発生した編成を制御する自動センサーです。呼び出しによって、分割された編成が検出されたという想定で実行されます。ライトを点灯したりした後、5秒後に出発します。線路上に配置していないため、この自動センサーは、他から呼び出されない限りは、実行されません。

実行すると画面のようになります。

自動センサーを呼び出す機構は、自己の編成でも利用可能です。これを応用して、自動センサーでサブルーチン的な仕組みをつくることもできます。
この新機能は、準備ができ次第、アップデータにて公開します。

アップデータを公開しました

鉄道模型シミュレーター5、鉄道模型シミュレーターオンライン、鉄道模型レイアウターF2011のアップデータを公開しました。バージョンは、5.0.8.117です。
鉄道模型シミュレーター5、鉄道模型レイアウターF2011は、アップデータページからシステムアップデータをダウンロードしてください。
鉄道模型シミュレーターオンラインは、起動時に自動的にアップデータがダウンロードされます。

鉄道模型シミュレーター5/ONLINE、鉄道模型レイアウターF2011共通の変更点

・印刷を高品質化しました。(印刷用に細線化。ラベルを正常なカラーで印刷。)
・地形ブラシのUNDOバッファ管理を修正しました。

鉄道模型シミュレーター5/ONLINEのビュワー変更点

・E5系シェーダー、エネルギー総量を考慮した新シェーダー
・上限、下限をそれぞれ設定できる新しい速度範囲制御加速
・ブレーキ、加速の効き具合の調整
・ゲームパッド関連
・左下ステータス表示のON/OFF
・イベント発生タイミングを演算前後で選択可能
・連結、解放をリアル化
・自動センサーのセンシングを二重化
・その他、修正

E5系シェーダーは、光の角度によって微妙な色合いに変化する塗装を再現します。その他の車両についても、反射する光エネルギーの総量を考慮した新しいシェーダーに移行しました。シェーダーが複雑化しているため、Direct3D10以降に対応するGPUをご利用ください。

ブレーキ、加速に倍率を設定できるようになりました。ブレーキ、加速の効き具合を簡単に調整できます。編成加速度設定ダイアログで設定します。

左下ステータスのテキスト表示をON/OFFすることができます。レイアウト設定で設定します。ステータスをOFFにして、自作の速度メーターなどを表示できます。

イベントの発生タイミングを、演算フェーズ後に設定可能になりました。列車速度など更新された結果をスクリプトで利用することができます。(既存レイアウトは、互換性のため演算フェーズ前に発生するよう設定されます。必要に応じて変更してください。)

連結、解放の動作を全面的に更新、リアルな挙動になりました。連結は、接近速度によって、連結と衝突回避の2つの動作に切り替わります。連結、解放ともに列車位置などが、状況によってかわります。既存レイアウトで列車位置を厳密に制御している場合は、センサーの位置、タイミングなどの調整が必要な場合があります。(多くの場合は、そのままご利用いただけます。)

次期アップデータ公開準備中

ただいま、次期アップデータの公開に向けて、最後の調整作業をすすめています。数日中に公開できる予定です。

今回のアップデータは、機能追加、改良など変更点が多岐にわたります。

  • E5系専用シェーダーやエネルギー総量を考慮した新シェーダー
  • 上限、下限をそれぞれ設定できる新しい速度範囲制御加速
  • ブレーキ、加速の効き具合の調整
  • ゲームパッド関連
  • 左下ステータス表示のON/OFF
  • イベント発生タイミングを演算前後で選択可能
  • 連結、解放をリアル化
  • 印刷を高品質化

などです。この他に、多数の修正を含みます。

第9B号の発売日は8/24

鉄道模型シミュレーター第9B号の発売日が決定しました。8/24発売です。
今週末には、店頭ご予約が可能になる予定です。
DirectShopでのご予約受付は近日スタートを予定しています。

製品情報ページは、8月上旬の公開を予定しています。

[開発]山手線サハ

完成に近づいたサハE231-4600です。変則的な窓配置、E233系ベースのドアなど、特徴的な車体を再現しています。

台車は、E233系と同じTR255Aです。同時期に製造された600番台と異なり、ベースとなったE233系の特徴が強く表れています。細かいところでは、既存のE231系とことなり、ドア点検蓋が帯の直下に位置しています。

[開発]山手線4扉増備車

現在の山手線E231系500番台の再現に欠かせない、4扉増備車の開発が進行中です。

山手線各駅への可動式ホーム柵の設置にあわせて、編成中6扉車があった位置に新造した4扉車が組み込まれました。
この4扉車は、600番台と4600番台のサハ2形式です。
すでに工場ではE233系が製造されているため、増備されたE231系は、E233系がベースになっています。600番台は、既存のE231系車両にあわせた外観になっています。4600番台は、600番台とことなりE233系の台車などが採用されています。
また、京浜東北線の先頭車と扉位置をあわせるため、4600番台は、扉がオフセットされています。

4扉増備車は、VRM5第9B号に収録を予定しています。

[開発]E231系近郊形リニューアル

小山車の開発に合わせて、第9B号に収録のE231系近郊形東海道本線車両も全形式、モデルのリニューアルをすすめています。

上の写真は、現行モデルのE231系です。下は、改訂モデルのE231系です。ボディーの帯から裾にかけて、ポリゴン数を大幅にアップしてなめらかな曲面に仕上げています。客室窓の抑え金具も可能な限り薄くして、実車の雰囲気に近づけました。

[開発]E231系小山車

E231系近郊形小山車の全形式モデル化をすすめています。上野口や横須賀線直通の湘南新宿ラインで活躍する近郊形車両の現在の状態を再現しています。

写真のサロは、開発中のものです。窓を抑えるHゴムを立体的に表現するなど、既存モデルからさらなるディティールアップを行っています。この他、編成を構成する全ての形式に対して、モデルデータの再調整をすすめています。
E231系小山車は、VRM5第9B号に収録します。

VRM5第9B号は、8月下旬ごろに発売日を設定する方向で検討を進めています。発売日が確定しましたら、当ブログでお知らせします。

[開発]速度範囲を設定する機能

現在開発進行中の次期バージョンでは、新しい速度制御システムが搭載されます。

列車速度の範囲を設定可能になります。たとえば、駅進入時には最高速度を60km/hまでしかだせないようにすることができます。この場合、高速で進入した列車は、自動的に設定された速度まで減速します。設定速度より遅い列車は、0km/hから60km/hの範囲で自由に速度操作可能です。

範囲は、下限と上限がそれぞれ独立して設定できます。展示会などで本線上で停止させたくない場合は、下限速度を設定します。(下限に満たない場合は、自動的に加速します。このとき、加速度性能にあわせて加速します。)

写真は、自動センサーでの設定例です。ホームへの進入を想定して10から40km/hの範囲で設定しています。下限を設定することで、停車位置に到達する前に止まってしまうという事態を避けることができます。
範囲を設定することで自動的に減速するだけでなく、ある程度操作可能なため、ユーザーエクスペリエンスをもった制御されたレイアウトを構築することが可能です。

今年の夏に向けていろいろと準備中

今年の夏に向けて、いろいろと準備をすすめています。

今年も国際鉄道模型コンベンションに出展します。E5系など最新の車両データや、今後登場を予定している様々な車両、ストラクチャーを公開する予定です。

E5系などが収録される予定の鉄道模型シミュレーター第9B号は、現在、鋭意開発中です。発売時期は、夏の終わり頃から秋の初め頃を目指しています。