VRM ONLINE システム更新

VRM ONLINEのアップデートを実施しました。次回起動時にアップデータが実行されます。今回のアップデータは、今後登場する予定の新パーツへの対応、ポリゴン処理の最適化、スクリプトの拡張を行っています。

・ビュワーは、ポリゴンの流れを最適化することによって、高負荷時に10%前後のスピードアップを実現しました。ビュワーの表示範囲は、今回の最適化により従来と変更されています。

・スクリプトは、リソースの名前参照を可能にしました。従来のIDによる指定だけでなく、リソースに登録した名前で参照できます。名前参照を使うときは、ダブルクォーテーションで名前を囲います。
例)InitSprite "test-texture"

・連結、分割時のリソースの扱いについて、仕様を変更しました。
連結
停止している編成がリソースを保持する。移動して連結する側のリソースはメモリー解放されます。(リソースは名前参照で使用することを推奨します。)
分割
新しい編成にもとの編成のリソースがコピーされます。

・連結、分割時にリソースの参照が自動的に更新されます。たとえば、警笛をID=1のリソースを参照するようにした場合、連結後もID=1のリソースを参照します。従来は、命令実行時点のみ参照を行っていました。

・アクションゲームなどで使われるリアルタイムキースキャン命令を追加しました。
GetKeyState命令を使用すると、命令実行時点のキーの押し下げ状態を検出できます。リアルタイムキースキャンは、タイマー系イベントと組み合わせて使います。一定間隔で実行されるイベントハンドラでGetKeyStateを実行、キーが押されていれば行動を起こすように実装します。

・スプライトパターンを変更するSpriteSetUV命令を追加しました。スプライトのパターン切り換えは、特定のスプライトのパターンを変更する方法と、パターンをあらかじめ決めた複数のスプライトを切り換える方法があります。歴史的には前者の方法を用います。
SpriteSetUVは、これを実現します。

・編成を表示しない命令は、操作対象の編成のみ消えるように動作を変更しました。