人形

人形は、シーンに躍動感を与える重要なパーツです。鉄道模型の人形は、様々なシーンにあわせて活用できるように多様な部品が用意されています。

人形は、ビルボードと呼ばれるCG手法で表現されています。ビルボードは、1枚の板に張り付けた絵です。つねにカメラの方向に正面を向いています。形状のある立体的な部品ではないため、常に一方向しかみれないという弱点があります。ポリゴンで立体的な部品をつくった場合、数体配置しただけで表示しなければならないポリゴン数が劇的に増加するため、表示速度の維持と見た目のバランスからVRMでは、ビルボードで表現しています。

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カーブポイント

カーブポイントは、カーブへの組み込みと、カーブ区間の渡り線という幾何学上2つの異なる条件で使用されます。模型製品では、特殊な形状とジョイント部分の「隙間」を利用して、異なる条件を両立させています。VRMでは、数値で処理するため、カーブポイントをそのまま接続することはできません。かならず設置場所に合わせて微調整を行ってください。カーブポイントのジョイントは、吸着しないように設計されています。

カーブポイントに接続する前後のレールの設置角度を、±0.5度の範囲で微調整すると見た目にバランスがとれます。調整するレールを選択してから、オプションに数値を入力して微調整します。カーブポイントの設置は、レイアウト設計のなるべく最後の段階で行ってください。レイアウトの途中で組み込むと、カーブポイントが原因で発生する数値誤差が、最終的に増幅され、思わぬところで線路がつながらないといった事態になります。

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閉塞について

列車衝突への安全対策として一区間に一列車しか存在しないように運転する方式を、閉塞方式と呼びます。

鉄道は鉄路を走行するという構造上、ブレーキによって停止するまでの距離がながく、前方の列車との間隔が短すぎると衝突する危険性が高くなります。また、単線区間に両方向から列車が進入した場合は、正面衝突してしまいます。これらを回避するために、線路を十分に安全を確保できる距離で分割して、区間をつくります。分割した1つの区間には、1つの列車だけしか存在できないようにすれば、列車衝突は起こりえません。

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信号機

鉄道模型の自動信号機は、一般的に、雰囲気を楽しむためのアクセサリーとしてつくられています。
鉄道模型の自動信号機は、列車通過をセンサーが検出、組み込まれているICによって一定時間で表示が切り替わるタイプが一般的です。信号機は、使用する区間によって、簡単な2灯式や複雑な表示が可能な5灯式などがあります。トミックス製品は、5灯式までの各種自動信号が製品化されています。

VRMでは、自動センサーなどによって柔軟な動作を実現できます。実際の鉄道と同様に閉塞制御を行うことも、自動列車制御と連動させたり、模型製品と同様に時間経過で切り替えることもできます。

 

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ターンテーブル

ターンテーブルは、ターンテーブル本体と周辺のブロック部(=サブブロック)、回転する転車台から構成されます。サブブロックは、レールブロック、エンドブロックなど3種類あります。レールブロック、エンドブロックを別途購入することで多様な組み合わせを構成できます。VRMは、この付属品をつけた状態を任意に設定することができます。模型製品ではレールブロックのみ走行可能です。VRMは、外観を決定するだけで、走行の可否については影響しません。
ターンテーブルを0度で配置したときに左側にくるサブブロックは、レールブロックに固定されています。このブロック以外の7ブロックを変更できます。(ターンテーブルを回転したときは、ブロックの位置関係に注意してください。ダイアログは、ターンテーブルを0度で配置した状態で表示されます。)

 

ターンテーブルは、0度で配置したときに一番左側にくる線路のジョイントが、回転位置0番になります。トミックスターンテーブルは、周囲に24個のジョイントがあります。回転位置は、それぞれ0番から23番になります。
※模型レイアウトの設計に利用する場合は、電気回路の構成に注意してください。また、列車の走行、位置に制限があります。

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