自動センサー:種別コード

VRMには、列車を決められたルールに従って識別するための仕組みが用意されています。種別コードを利用すると、「特急列車」「普通列車」や、「多頭列車の行き先別」など状況に応じた分類に従って動作する自動センサーを作成できます。

作例は、識別コードを利用したシンプルな自動センサーです。

識別コードは、編成毎に設定できます。種別0から種別7までの8種類を設定できます。レイアウトを作成する際に、それぞれの種別がなにになるかマイルールを決めておきます。たとえば、種別0を普通電車、種別1を特急電車として、種別1は優先的に走行できるよう自動センサーを設定していきます。

種別コードは、編成ダイアログ、自動センサーの動作などで設定できます。作例では、編成ダイアログの初期値を種別0にしています。

最初の自動センサーで種別を変更してみます。通過する編成の種別コードを1にする動作を設定しました。これで種別1に変更されます。

次の自動センサーは、種別1の列車にだけ反応するようにフィルターを種別1にしています。

先のセンサーで種別1になった列車は、このセンサーで検出されます。100mmで停止するようにしました。

先のセンサーをレイアウトから取り除くと、種別0のまま列車は、このセンサーを通過します。このとき、フィルターと一致しないため、センサーは動作しません。結果、ブレーキがかからずそのまま進行します。

名前で列車を特定した場合、一意(その列車だけ)に操作対象を絞ることになります。完全に特定の列車だけを制御することになります。識別コードで列車を分類した場合は、識別コードが一致すれば、どの列車でも制御できます。(コンピューター的には、抽象度が増しています。)

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