自動センサーを利用した、閉塞の作例です。線路を仮想的な区間に分けて、1区間に1列車というルールにします。前方区間に列車があれば、ルールを破ることになるため停止させます。結果、列車同士が衝突することがなくなります。
作例では、青い区間とオレンジの区間にわけています。右側から進行してきた後続列車に対して、オレンジの区間に先行列車がいる場合は、その手前の青い区間で運行中の後続列車を停止させます。
区間の出入り口にそれぞれ自動センサーを配置しています。また、青い区間の中間点に1つ自動センサを配置しています。
青い区間の最初の自動センサーです。この自動センサーは、列車を検出したら共通ステータス番号1に1をセットします。共通ステータスは、レイアウトに用意されている数値を記憶するための領域です。作例では、この領域の1番を青い区間に列車が存在すれば1、いなければ0という状態を記憶させます。(=つまりフラグです。)
青い区間とオレンジの区間の境目に設置した自動センサーです。青い区間を列車がでていくため、共通ステータス番号1には0をセットします。続いて、オレンジの区間に進入するため、共通ステータス番号2に1をセットします。(共通ステータス番号2は、オレンジの区間の状態をあらわすものとしています。)
上のレイアウト写真には入っていませんが、オレンジ区間の出口に自動センサーを設置します。列車がでていくため、共通ステータス番号2に0をセットします。
最後に、青い区間の中央に設置した自動センサーです。オレンジ区間の状態にあわせて、青い区間の中で列車を停止させます。パラメータに2を指定することで、共通ステータス番号2=オレンジ区間の状態を監視します。
オレンジ区間から列車がでていくと、出口の自動センサーで0がセットされるため、自動的に後続列車は出発可能になります。