DirectShopご予約特典DVD

鉄道模型シミュレーターの製作では、実車のディティールを可能な限り再現するため、綿密な取材を行っています。
たとえば、第9号収録の京浜東北線209系は、数十編成ある車両の6割程度まで詳細なディティール写真を撮影、その中からもっとも資料が集まった編成を製作対象にしています。
取材では、写真だけでなく様々な角度からディティールを検証できるビデオ映像も撮影しています。今回、第9号のご予約特典として、膨大な取材テープからシーンをセレクトしてDVDへの編集をすすめています。

D51

この写真は、取材テープのワンシーンです。このD51のシーンもDVDに収録する予定です。

ご予約特典DVDは、アイマジックDirectShopで第9号をご予約いただいた方のみの特典となります。DirectShopでご購入手続きをすすめていただくとご予約完了となります。

バージョン4.0.9.0の技術概要

第9号のシステムは、バージョン4.0.9.0になります。今回のメインは、カント付きレールです。2年近くかけて準備してきたカント付きレール対応の最後の仕上げを行っています。
表面的には、カント付きレールを列車が傾斜しながら通過するだけですが、内部では、姿勢制御、台車制御、カメラの制御など多岐にわたるコード変更を行っています。

台車の制御は、バージョン4.0.8.0の振り子対応時に、それまでの経路データではなく、見かけ上の位置情報を算出して使用していました。経路データは直線で構成されるため、そのままでは振り子がガクガクになってしまうためです。
バージョン4.0.9.0では、経路データから多少複雑ですが微分値を算出するように変更。従来よりリアルな挙動が得られます。

カント付きレール対応の影響は、カメラシステムにも及んでいます。
カメラのモードごとの演算を独立化、地上カメラの画面切り換えや制御対象の切り換えなどシステムの変更により、全体的な操作性が向上しています。また、演算のもとになるデータが増えたことにより、カメラの車体への追従性が大きく向上しています。カメラ演算の独立化は、今後実装を予定している特殊なカメラモードへの準備も兼ねています。

この他に編成エディターの改良など細かい改良を多数行っています。

開発室では、マイナーバージョンアップのバージョン4.0.9.1の試験を開始しています。GeForce 9×00シリーズでGDI+の動作に問題が生じているため、これを回避するコードを試験中です。
この回避コードは、一部を低レベルですが高速なGDIに置き換えます。このため、GeForce 9×00シリーズ以外でもレイアウターの表示速度が若干向上します。
バージョン4.0.9.1は、次回アップデータに含む予定です。

キャンペーン&ご予約

セブンドリーム・ドットコムにて、鉄道模型シミュレーター4と駅すぱあとのコラボレーションキャンペーンを期間限定で開催中です。第9号のご予約も可能です。ぜひご利用ください。

ダイレクトショップでは、第9号と銀河のご予約の受付を開始しました。ダイレクトショップにて第9号をご予約いただいた方には、ダイレクトショップご予約特典をご用意させていただく予定です。
第9号の製品情報ページについては、現在準備中です。

京浜東北線

DirectX本

秀和システムよりDirectX 3Dリアルタイムアニメーションをリリースしました。Direct3Dを使ったゲームアニメーション技術についての解説本です。
Direct3Dの上にリアルタイムアニメーションのプログラムを構築する実際の手順、技術について詳しく解説しています。書籍の詳細については、こちらの刊行情報のページをご覧ください。

リアルタイムアニメーション

VRM4追加キット 銀河

オロネ24

カニ24-100番台やオロネ24などVRM4初登場の車両を含む、24系寝台客車「銀河」を制作中です。2007年5月7日発の上り編成を構成していた全形式を再現しています。
車体、台車など、既存モデルよりさらに精密なデータを作成しました。方向幕、テールサインの書き換えで銀河以外の編成も構成できます。(オハネフのJRマークはスクリプトにより取り外し可能です。)
発売日については現段階では確定していませんが、第9号のご予約とあわせてご注文いただけるよう準備をすすめています。第9号のダイレクトショップご予約については、数日中にお取り扱い開始できる予定です。

第9号 巨大建築

超高層ビル

第9号収録の超高層ビルです。下の方から見上げるように撮影しました。建物が大きすぎて、フォグがかかっています。
非常に特徴のある外観を有している建築物です。諸事情により完全再現とはいきませんが、雰囲気は十分に感じていただけるかと。

GeForce 9600GT

不調だったGeForceが物理的に故障したため、GeForce 9600GTをテスト機に導入しました。
9600GTは、演算ユニットが大幅に強化されたチップです。並列性が高くなり、3Dの性能は従来の中堅クラスカードより飛躍的に向上しています。ビデオカードの3D性能が向上すると、大量の車両や複雑なレイアウトの動作が軽くなります。

しかし、今回のチップは、微妙なところに落とし穴がありました。GDI+系の描画速度がかなり低下しています。GDI+を使用するレイアウターのレスポンスが、ワンテンポ遅れるような感じになります。
チップ、デバイスドライバーともに登場してからまもないため、今後、改善されていくでしょう。

第9号 タワー

展望台

以前のエントリーでご案内した建築物の中間付近の写真です。
この建築物、実物をデフォルメせずに1/150に縮小しています。Nゲージレイアウトに2m以上の建築物です。模型では難しいですが、仮想空間ならこうした建物もデフォルメせずに生かすことができます。
写真でわかるように膨大な枚数のポリゴンが使われています。ポリゴン数が仕様を超えるため、全体を4つのパーツに分割、組み合わせて1つの建物としています。
この鉄塔、過去に数回塗り分けや形態が変化しています。モデルデータの塗り分けは、昭和50年代を想定しています。時代的には、ブルートレイン全盛期になります。(別の時代も準備中です)

第9号 TMC-400

TMC400

保線などで活躍しているモーターカーです。モデルは、富士重工(新潟トランシス)のTMC-400。近年、目にする機会が多い車両です。
この車両は、通常の連結器とトロッコを牽引するためのリンクがあります。レール運搬用トロッコなどは、連結棒を介して、本機と接続します。VRMでも同様な構造を再現しています。
この他に保線用車両をいくつか製作しています。これらについては、後日、ご案内します。

第9号 4月18日発売決定

VRM4第9号の発売日が決定しました。4月18日発売です。パッケージは下の写真のようになります。

IMVRM-4009

この写真、まだブログでご紹介していないアレとかコレとか写っています。収録内容については、順次、ご案内いたします。
パッケージについてですが、今回、近年の国際的な事情の影響をうけまして、仕様変更となります。最近、大型のMロックケースを使用していましたが、国内在庫の減少により入手が難しい状況になりました。大きさに変更はありませんが、構造が大きく変わります。(表面は環境に配慮したUVニスつやありになります。)