80系電車

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現在、80系300番台の製作を進めています。

80系電車は、現在の日本の鉄道システムが形作られる上で決定的な役割を演じた形式です。長距離列車は客車で運行するというのが常識だった当時、前代未聞の長距離用電動列車として開発されました。
電車にすることで客車と比較して、折り返しの機関車付け替えが不要、軸重軽減による線路への負担の減少など、多数の利点があります。
従来にない新しい形式のため、斬新な設計が随所に施されています。現在の電車では当たり前の中間電動車は、モハ80として設計されました。従来、個別の電動車についていた運転台を省略することでコストの削減などをはかっています。
先頭車クハ86の運転台は、初期製造グループでは3枚窓の簡単な構造でしたが、第二次増備より曲線的な2枚窓のデザインになりました。この2枚窓のデザインは、80系の愛称「湘南電車」より湘南型と呼ばれるようになります。この湘南型のデザインは当時としては画期的で、国鉄、私鉄の車両に多大な影響を与えました。
モデルの300番台は、80系そして旧型電車としては最後に製造されたグループです。システムは従来と同じですが、ボディーは現在の鉄道車両の構造が確立された10系軽量客車に準じています。旧型電車から101系以降の新性能電車へと技術的につながっていくことになります。

コンテストご応募ありがとうございます

レイアウトコンテスト2009へご応募をいただきまことにありがとうございます。締め切りはまだ先ですが、すでに多くの作品をお寄せいただきました。
(作品完成へ向けてラストスパートの方、締め切りまで時間はまだまだあります!) 

作品をご応募いただく際は、必ず「応募書類」に必要事項を明記して、zip,lzhなどで圧縮してお送りください。応募書類がない場合、ご応募いただいた作品が書類不備で審査対象外になってしまいますのでご注意ください。
書類を添付し忘れて応募された方は、締め切りまでに書類を添付して再度応募してください。

VRM5第3号

新作ストラクチャー

レイアウトシーンの構築に活用できる新作ストラクチャーです。

PC架線柱(5線/6線)

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大規模な構内などに使用する5線、6線用PC架線柱のセットです。5線用、6線用が1セットになっています。

トンネルポータル落石覆いセット

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落石覆い、トンネルポータルのセットです。
写真は、あとから線路が増設された複線区間などにみられる単線のトンネルが並行しているポータルです。横須賀線田浦駅のようなシーン構築が可能になります。

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落石覆いは、地質が不安定な区間に設置されています。単体または、トンネルポータルとあわせて設置します。写真の山側が擁壁になっているタイプと両側面が柱になっているタイプを用意しています。工夫次第で線路上の人工地盤などに応用できます。
※落石覆いのフレキシブル部品は極端に曲げないでください。

大型郊外店セット

総合スーパー、家電量販店などロードサイドにみられる大型郊外店のセットです。こうした大型店舗は、郊外だけでなく、大都市中心部の工場跡地再開発でもみることができます。

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家電量販店

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スーパーマーケット

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総合スーパー

※ポリゴンが大きいため、建物本体に不要な自己影が発生します。シャドウマップ法の性質上、これは避けられません。

VRM5第3号発売開始

鉄道模型シミュレーター5第3号、本日、発売開始です。

E3系新幹線こまち、山岳路線の急行電車165系/169系、道路、東京駅赤煉瓦駅舎、碓氷峠の橋、変電所遺構などを収録しています。この第3号を導入していただくことでレイアウトの表現力が格段に広がります。

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東京駅赤煉瓦駅舎は、政府の威信をかけた中央停車場計画の駅舎として建設されました。1914年12月20日より営業を開始。建設当初、3階建ての建物は第2次大戦の空襲で3階部分とドームを焼失しています。戦後、2階建てで修復されました。
現在、創建時の3階建てに戻す復元工事が進行しています。
第3号には、戦後、国鉄の発展と終焉を見守った2階建ての赤煉瓦駅舎を収録しています。2階建て時代晩年のスタイルです。

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東京駅赤煉瓦駅舎の他、碓氷峠のめがね橋、新碓氷川橋梁、丸山変電所跡など収録しています。情景を格段にリアルにする道路関連パーツも多数収録しています。

収録パーツの詳細については、VRM5の製品情報ページをご覧ください。

鶴見線取材

29日の取材は、ホリデーパスを片手に各地を足早にまわって最後に鶴見線へと足を運びました。鶴見線は、臨海工業地帯を走るローカル線です。各工場への引き込み線や支線が多数ある工場地帯特有の沿線風景が広がっています。

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鶴見線の取材は、鶴見駅から出発します。鶴見線のプラットホームは、高架部分に設置されています。もともと私鉄だったため、国鉄線ホームと分離した形になっています。扇町駅行きにのって出発します。(以下続きを)

続きを読む 鶴見線取材

実車取材

29日と30日は、ローカル線、支線を中心に実車取材を行う予定です。

首都圏では、209系の配置転換がすすみつつあります。この関係で房総半島の113系に大きな動きがあらわれそうです。
このほかに通勤電車のパンタグラフが、シングルアームへ切り替わりつつあります。こうした変化も今回の取材で追いかける予定です。

※取材中は、サポートの返信にお時間をいただく場合があります。ご了承ください。

資料ご提供ありがとうございます

先日のコンベンション会場にて、VRMユーザー様より貴重な実車資料のご提供をいただきました。ありがとうございました。
最近は、モデル化にあたって1000枚以上の写真やムービー、各方面からご提供いただている資料をもとに製作を行っています。鉄道車両は、路線や運行にあわせて小規模な改造が行われることが多く、改造箇所の調査に写真が重要な資料となります。
取材だけでは時間的、距離的な制約のあるため、皆様からお寄せいただいた資料を製作の際に広く活用させていただております。

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車両の場合、サイドビュー、屋上機器や表記類を確認できる細部写真などを撮影しています。写真は、いまはなきJR北海道所属の北斗星食堂車。2006年の撮影です。撮影では、定点観測のようなことを行っています。サイドビューなどを撮影しやすいポイントで、年数回、同じ列車を撮影します。こうすることで年度ごとの改造箇所を特定することができます。写真の北斗星は、そのようなポイントの1つで撮影しました。

写真と並んで最近活躍しているのがビデオです。ビデオの場合、絵とあわせて音がとれるため、走行音の録音に活用しています。ビデオ素材から、音声トラックを抜き出し、そこから走行音データを作成します。素材が映像になっているため、どのような状況で発生した音なのかがすぐにわかるのが利点です。

開発再開

イベントの後片付けが、一段落つきました。開発再開です。

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樹木に葉っぱをつけました。この段階で450ポリゴンぐらいのモデルになっています。葉っぱのテクスチャーは、もう少し細密にできそうです。

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こちらは、試験的にテクスチャーを貼り付けた桜です。まだピクセル単位での調整が必要ですが、桜の雰囲気はでています。

樹木の製作と並行して、本体の更新作業をすすめています。これまでにいただいているリクエスト、修正などをメインに更新をすすめています。(一部、実装に時間がかかっています。)