線路に対して斜めに交差する踏切道路です。
逆向きの交差部品もあります。
サンプル写真の線路際には、踏切遮断機、警報機などを設置するための新開発の土台パーツを配置しています。
DirectShopにて短期セールを開催中です。お得なセットにトンネルと架線柱を追加しました。この機会にご利用、ご検討ください。
プラットホーム上に配置する作例です。これまでと同様にエミッターを設定後、一部を下記のように設定します。
エミッターで表示する枚数を10枚に減らしました。生成数/フレームも10を設定します。
パーティクルサイズは、14mmに設定。画像の上のほうが透明になっているので、表示される画像は、おおよそ人間の身長程度になります。
生成場は、250mm x 20mmにしました。
写真にはありませんが、「地形に沿って」のチェックも外します。
プラットホーム上に表示するため、プラットホームの上面の高さを調べる必要があります。プラットホームを選択して、部品情報の「上面」の数値を確認します。配置高度+上面の合計値が、エミッターを配置する高さになります。
エミッターを選択して、ジオメトリに高さを入力します。数値入力のチェックをいれてから、yに数値を入力します。
ビュワーで確認すると、プラットホーム上に画像が表示されています。
現在のバージョンは、パーティクルの処理速度を優先しているため、生成場は「回転」しません。
回転したプラットホームに配置する場合は、生成場を小さく設定して、プラットホームからはみ出ないようにしてください。
森、群衆表示のその2です。
パーティクルは、ビュワーを閉じるまで表示するので、「永続」にチェックをいれます。
透明度アニメは不要なので、負荷を下げるために「実行」のチェックを外します。
カラーアニメも不要なので同様にチェックを外します。
この段階で「試運転」を実施します。
生成場の枠が表示され、その枠内でパーティクルが表示されています。生成場の平面上に生成された状態のため、パーティクルは地面に埋まった状態です。
地面の上に表示させるため、「地形に沿って」にチェックをいれます。また、地形オフセットを20にします。これは、パーティクル縦サイズの半分の数値を入力します。
地面の上に表示されました。
別の画像を表示するエミッターをつくります。最初につくったエミッターをレイアウター上で選択状態にして、CTRL+Dで複製します。
複製した新しいエミッターのテクスチャー指定を別の画像にします。サンプルでは「2」画像にしています。
実行すると別画像のパーティクルが表示されます。生成場が重なっている箇所は、2種類の画像がランダムに表示されています。
数種類の画像を表示するエミッターをそれぞれ用意して、生成場を重ねることで乱雑な画像を表示します。
続きは次のエントリーで
パーティクルで森をつくる方法について、お問い合わせをいただきました。現行のNXシステムで「森」「群衆」をつくる方法について、ご紹介します。
エミッターは、「指定の画像(テクスチャー)」を3D空間に表示します。画像の位置などは、エミッターから放出されたパーティクル(粒子)で決定されます。パーティクルが複数あれば、その個数分、画像が3Dに表示されます。
Photoshopなど画像作成ツールで表示する画像を準備します。
画像は、透明部分のある状態で作成してください。透明部分は、完全な透明にします。(半透明は表示に問題が生じます。)
作例では、A,B,Cの3枚の画像を作成しました。画像は、PNG形式で保存します。
VRMNXを起動して、新規レイアウトを準備します。
画像は、レイアウト内部に画像、音などを保持する場所=リソースに登録します。
リソースの管理ボタンを押して、リソースウィンドウを表示、リソース追加で先程保存した画像を選択して、リソースに組み込みます。
部品パレットからエミッターをレイアウトに配置します。
エミッターを設定します。
エミッターで表示する画像をリソースから選択します。「1」の画像を選択しています。
3D空間に表示される画像の大きさを指定します。実物の1/150で指定します。縦横の縦横比は、先ほど選択した画像と同じにしてください。(サンプルの画像は、256*256。縦横比は、1:1なので、パーティクルサイズを縦横、同じ数値にしています。)
エミッターからどのようにパーティクルを生成するか、生成元の形状を選択します。ここでは、「平面上方向」を選択します。
次に平面の大きさを指定します。サンプルは、600mm x 200mmの大きさを指定しています。この平面の上にパーティクルがランダムで生成されます。
生成場の平面上に何枚のパーティクル=画像を表示するか、「パーティクル数」と「生成数/フレーム」を設定します。2つの項目をそれぞれ同じ数値を設定してください。(画像は、パーティクル数を入力したときの状態です。)
群衆、森は、ビュワーを表示している間、消えることはないので「一度だけ生成」をチェックします。ビュワー起動時に生成されます。
続きは次のエントリーで。
鉄道模型シミュレーターシリーズで初期に開発した部品だった「道路」の次世代バージョンを開発しています。
現在の道路部品は、大部分が鉄道模型シミュレーターの最初期に制作したもので、板状のポリゴンにマークなどを書き込んだテクスチャーをはりつけた簡単な構造になっています。
次世代バージョンの「道路」は、厚みのある立体的な構造にポリゴンで構成したマーク類を組み込んでいます。
写真は「止まれ」表示です。
実際の道路の複雑な文字表記をテクスチャーではなく、ポリゴンで構成しています。ポリゴンで構成することによって、近くによっても、テクスチャーのピクセル感はでません。
あわせて、踏切もリリースに向けて、開発進行しています。線路をカバーする踏切用の道路も準備を進めています。