「VRM ONLINE」カテゴリーアーカイブ

[開発]近郊島式プラットホーム改など

現在、3/17から開催される江戸川区の企画展示向けレイアウトの製作が進行しています。このレイアウト製作にあわせて、新しい島式プラットホームを製作しました。

従来の近郊島式プラットホームをベースに、64/128mmの部品、地下階段、非常停止ボタンなど新しい部品で構成しています。

新しい部品を組み合わせることで、写真のような屋根が末端近くまであるプラットホームの終端部を作成することができます。

あわせて、架線柱の拡張セットを準備しています。PC架線柱2、鉄骨架線柱の拡張部品です。写真のようにプラットホームの屋根に直接取り付ける架線アームも含まれています。

[開発]コンクリート壁

築堤Rev.2に取り付けるためのコンクリート壁を開発中です。手前は、単線の築堤に設置した壁、奥は複線の築堤に設置した壁です。都市部の高架区間によく見られるコンクリート板を束ねたタイプをモデル化しています。壁は、線路の両サイドにそれぞれ1枚を配置します。カーブレールは、内側用と外側用の2枚を使用します。(TOMIXワイドレールと同じ構造です。)

終端部分をふさぐための壁も用意しました。作例は、複線築堤に設置した例です。

※VRM5は、第9A号に収録予定です。VRM ONLINEは、近日登録予定です。

[開発]対向式プラットホームに階段

下層階への階段をモデリングした新しい対向式プラットホームの製作をすすめています。プラットホーム全体の構造も再設計して、64mmの部品を充実させるなど、扱いやすい部品構成になっています。

新登場の屋根付きのエンド部分です。この部品を両端に設置することで、全体が屋根に覆われた駅を再現することができます。

VRM5/ONLINEアップデータ5.0.7.104を公開しました。

鉄道模型シミュレーター5、鉄道模型シミュレーターオンラインのアップデータを公開しました。バージョンは、5.0.7.104です。
鉄道模型シミュレーター5は、アップデータページからシステムアップデータをダウンロードしてください。
鉄道模型シミュレーターオンラインは、起動時に自動的にアップデータがダウンロードされます。

システムの主な変更点

・オンラインのワイヤーフレームビュワーがコンパイラの問題により起動できなくなっていました。全ファイルをリビルドしています。(VRM5、レイアウターF2011は問題ありません。)
・音源の演算をさらに調整しました。

音空間について

音源は、立体的な3D空間に配置されています。パソコンに4または6スピーカーを接続すると立体的な音響効果が得られます。2スピーカーの場合の動作は、ハードウェアに依存します。
4または6スピーカーを接続する場合は、LINE出力端子をご利用ください。(Dolby Digital Live! 対応サウンドカードの動作については、確認がとれていません。)

築堤Rev.2 複線セット

複線から6線までの築堤を収録した複線セットをVRM ONLINEに登録しました。

直線、曲線、終端の各部品を組み合わせて、幅広の築堤を実現できます。(6線は、構内を想定しています。直線部品のみです。)

VRM5は、第9号(仮)に収録を予定しています。

※幅変換など特殊な築堤は、現在製作中です。

VRM5,VRMONL,TOMIX2011のアップデータ5.0.7.103を公開しました

鉄道模型シミュレーター5、鉄道模型シミュレーターオンライン、鉄道模型レイアウターF2011のアップデータを公開しました。バージョンは、5.0.7.103です。
鉄道模型シミュレーター5、鉄道模型レイアウターF2011は、アップデータページからシステムアップデータをダウンロードしてください。
鉄道模型シミュレーターオンラインは、起動時に自動的にアップデータがダウンロードされます。

システムの主な変更点

・築堤に部品を重ねたときの判断を高架プレートと同じように変更しました。築堤+レールに対して、橋脚が利用できます。透明橋脚を利用して、簡単に高さをあわせることができます。
・レールとレールのつなぎ目が、3ミリ程度以内の範囲でずれていた場合、見た目を自動的に調整します。環境設定で補正をONにするとレイアウター、ビュワー、ワイヤーフレームを補正表示します。補正は、単線レールについて、回転原点とそれ以外端点が接続されている場合に限ります。(ポイントなどは補正対象外です。)
補正は、見た目にのみ反映されます。走行経路は、従来通りです。また、セーブデータには影響ありません。
・製品リストの構成AIを人間の思考順序に近い形に変更しました。

VRM5、VRM ONLINE固有の変更点

・651系のテールライトの準備工事を行いました。
・列車の走行音について、音の位置関係などの処理を更新しました。また、従来の1編成2両から1編成最大5両を音源に登録するよう拡張モードを追加しました。拡張モードは、環境設定でON/OFFを切り替えできます。拡張モードは、サウンドハードウェアの性能に左右される可能性があります。正常に動作しない場合は、設定をOFFにしてください。
・貨車、事業用車両は、すべての速度域でガタンゴトンと鳴るようにしました。

つなぎ目の補正について

・補正はリアルタイムで処理するため、単線レールのみに限定されています。
・データ上の座標値は変更ありません。データ上は、隙間が存在します。
・補正は水平方向のみです。縦方向のずれは補正されません。
・バリアブルレール、フレキシブルレールは補正されません。
・踏切板などレールに付属する部分も変形されます。道路など他の部品との隙間が生じないように、前後の別レールを再配置して、ずれが発生する位置を別レールに移動してください。

築堤と鉄橋の接続部分について

・築堤と鉄橋の接続箇所には、それぞれの部品の高さを固定して、高さをオプションから数値で設定してください。

[開発]築堤その2

複線以上の幅を持つ築堤の開発写真です。テクスチャーには、マッピング用の補助線をいれています。(製品では消えます)写真の築堤は、5線分の幅があります。

複線から6線までの築堤を製作中です。上部の面積がかなり広いため、斜面の造成地など地形を立体的にみせるための部品としても活用できます。

[開発]築堤Rev.2

新しい築堤部品の開発をすすめています。(写真は、田端付近の築堤)

新しい築堤は、現在のモデル水準にあわせて、よりリアルな外観なっています。盛土、コンクリートなど構造の違い、夏秋冬などの季節感を再現しています。(写真は、開発中の「夏」の築堤)

新(手前)旧(奥)の築堤部品を並べると違いがよくわかります。単線用の築堤からリリースを開始する予定です。複線、複々線向けの築堤もリリースする予定です。

[開発]651系のためのちょっとしたギミック

写真は、651系スーパーひたちの最後尾です。最後尾側では、愛称表示LEDの下1/4程度を赤く光らせて尾灯としています。(先頭は、LED全体を使って愛称表示を行っています。)
現在の鉄道模型シミュレーターのシステムは、進行方向によって表示が切り替わることを想定していないため、651系に対応できるギミックを開発しています。次回のアップデータに組み込む予定です。

[開発]隙間がなくなります

鉄道模型シミュレーターは、線路を正確に配置することができますが、プラ道床の模型レールのような「しなやかさ」や「柔軟さ」がありません。この正確さは利点にも欠点にもなります。欠点は、ポイントなど微妙なカーブ半径の違いが誤差となってあらわれます。
プラ道床の模型レールは、レールのたわみやつなぎ目の隙間を生かして、正確につなげた場合に発生する誤差を吸収することができます。

意図的にレールをずらして配置した場合、レール間に微妙なずれが生じます。

ビュワーで表示すると、大きな隙間となってあらわれます。

現在、この隙間を補正するシステムを開発しています。鉄道模型シミュレーターの構造上避けられない誤差による隙間を解消することができます。

新システムでの表示です。つなぎ目部分のジョイントマークが2つずれて表示されていますが、レールのずれがなくなっています。

これをビュワーで表示した状態です。レールのずれによってあらわれていた、隙間が解消されています。

隙間を確実に解消するためには、固体のレールをフレキシブルレールのように曲げる必要があります。この曲げる処理をまともに行うと、メモリーの大量消費と実行速度の低下につながります。
メモリーの使用量、計算量を限りなく0に近づけるための研究を長年行ってきましたが、ようやく実用レベルに到達しました。問題がなければ、次回のアップデータに反映します。