仮組みしたD511の試験走行シーンです。写真は、Nゲージ線路での走行シーンです。1/150スケールの国鉄狭軌より、Nゲージは約2mm広くなります。蒸気機関車の場合、この幅の違いが大きく目立ちます。違和感がなるべく少なくなるようにNゲージメーカー各社は、それぞれ独自の工夫を行っています。
D511では、シリンダーボックスはリアルサイズに設計。台車枠の設計、ロッドの重なりの調整などで違和感を減らしています。
NXシステムでは、国鉄狭軌を再現した7mmレールが使用できます。D511は、1つの車両データに9mm線路用と7mm線路用の2つのモデルデータを組み込み、線路にあわせて自動的にモデルの構成が切り替わります。
7mm線路用のモデルは、実車を1/150スケールで忠実に再現しています。D511の場合、台車枠、ロッドなどが7mm用に切り替わります。
車輪は、ボイラーと比べて奥まった位置に、ロッドもあわせて立体的になっています。狭軌感たっぷりです。