VRM-NX SSAO実装

次回更新でSSAOを実装します。

SSAOは、スクリーンのデータをもとに環境光の遮蔽状態を決定して、環境光の陰影をつける技術です。

SSAOで計算された環境光の陰影です。プラットホームの椅子、支柱のH型鋼材の陰影などが計算されています。車両も複雑な機器の形状によって発生する陰影が再現されています。

SSAOの結果をライトバッファに合成した画像です。立体感の密度が向上しています。

VRMNXに搭載したSSAOは、厳密にはSSAOではありません。もともとのSSAOは、ピクセルの深度をもとに遮蔽率を計算する仕組みです。新開発のVRMNXのSSAOは、深度は使わず、周辺ポリゴンの傾斜度から陰影を類推する仕組みになっています。H型鋼材のような形状は、鋭い影が立ち上がるようになっています。

最終的なレンダリング結果です。細部の立体感が向上しています。