NX TOMIX 複線高架階層駅

都市型プラットホーム、ミニホーム、階層高架ビーム、マルチ跨線橋、マルチ高架橋は、部品の組み合わせ方でいろいろなレイアウトパターンを作成できます。

レールパターンHB-Bは、この新しいシステムによるセットです。二階建ての都市型島式プラットホーム、階層高架ビーム、1階ホームと2階ホームの間に設置する各種パーツなどがワンセットになっています。

このセットには、2階部分に設置したレールを3階部分に引き上げるための特殊な橋脚(名称は「カップリング受け」)が含まれています。この部品で、階層高架ビームの上にさらに連続した勾配が設置可能になります。多階層構造のレイアウトを設計できます。

NX TOMIX マルチ跨線橋3

マルチ跨線橋エレベーター

地上設置タイプのエレベーターユニット設置例です。

マルチ跨線橋幅広階段

階段部分は、階段の拡張パーツを組み込むことで幅広の階段になります。製品説明書記載のユニットBです。

TOMIX マルチ跨線橋を塗装する

マルチ跨線橋のVRM部品パーツができあがりましたので、模型パーツも塗装してみます。

最初に注意事項です。このエントリーは、メーカーとは関係ありません。このエントリーの情報は利用者個人の判断で利用してください。

まずは、ランナーから部品を切り離します。今回は、エレベーターと通路壁を塗装します。通路は、がっつり手法とおてがる手法の2タイプです。

エレベーターの2つのパーツを張り合わせます。合わせ目に流し込みタイプのセメントを流し込みます。流し込みセメントが、パーツの隙間を埋めて、合わせ目を消しやすくなります。

パーツの合わせ目をサンドペーパーで消します。TOMIXの組立系部品は、素材がABS樹脂です。樹脂が柔らかいため、1000番のペーパーで簡単に合わせ目を消せます。

水研ぎします。合わせ目が消えたら、水洗いします。

エアブラシのカップに塗料をセットします。ABSは、有機溶剤で樹脂性能が大きく低下してしまうので、塗料は水性アクリルの「アクリジョン」を使用してください。(場所によってはタミヤアクリルもOK!)

下地塗装すれば、ラッカーなども行けるそうですが、手間とリスクがちょっと、…いや、だいぶ面倒です。

部品をクリップ(猫の手)で保持して、エアブラシをふきます。吹き終わったら、乾燥するまで待ちます。

通路壁のうち1枚は、アクリジョンの特性を生かした「お手軽手法」でいきます。そちらは、プラの成型色のまま、つまり未塗装です。

がっつり手法のエレベーター、壁にマスキングテープを貼ります。今回は、枚数がわずかなので楽ですが、跨線橋全部の壁に施すとなると、まじめに面倒です。

窓枠、エレベーター扉にアクリジョンのシルバーを塗ります。

平筆でがつがつ塗ります。はみ出ても気にしません。

マスキングテープを剥がします。ちゃんと塗り分けできてます。

おてがる手法に秘密兵器を投入します。ガンプラでは有名な手法で、水性アクリル塗料は、キッチン用マジックリンで簡単&超きれいに落とせます。

ということで、マジックリンに綿棒を投入。

綿棒でこすると、塗料がぱらぱらと簡単に剥がれます。綿棒が届かない凹んだ部分は、塗料が残ります。結果、窓枠だけきれいにシルバーが残ります。

がっつり手法は当然として、お手軽手法もなかなかいい感じです。

機会があったら、シタデルカラーやファレホも試したいですね。

NX TOMIX マルチ跨線橋2

基本プラン作例

マルチ跨線橋のユニットを組み合わせた作例です。マニュアルに記載されている基本プランです。エスカレーター+階段とエレベーターが組み込まれた現代的な跨線橋です。(エスカレーター、階段は、実物の写真からテクスチャーを作成しています。)

エレベーター

VRMNXでは、エレベーターユニットに実物のテクスチャーを貼り付けています。ステンレスタイプのドアと、ボタン周りのステンレス化粧板を表現しています。(模型製品にプラモデル用塗料で塗装するとよりリアルになります。)

NX TOMIX マルチ跨線橋1

マルチ跨線橋ユニット

制作を進めていたマルチ跨線橋がようやく完成しました。

マルチ跨線橋は、プラパーツを組み合わせて、階段、エスカレーター、エレベータ、通路のユニットパーツを作成します。ユニットパーツを組み合わせて、様々な形状の跨線橋をつくることができます。

模型説明書に記載されているユニット組みのほか、2倍幅、3倍幅の拡張用ユニットもモデル化しています。

マルチ跨線橋基本プラン

写真は、マルチ跨線橋の基本的なプランの作例です。階段部分、通路、エレベータのユニットを組み合わせています。