鉄道模型らしいヤード入れ換え

機関車と貨車のヤード入れ換えについてご質問をいただきましたので、簡単な実装例をご紹介します。

いろいろな実装方法がありますが、今回は、機関車に切り離し機能をつけて、その他の操作は鉄道模型らしく手動でコントロールします。いろいろと手で操作しますが、鉄道模型らしい楽しみ方ができます。

まずは下準備。

複数のヤードをもつプランです。自動センサーは今回は使いません。ポイントの操作は手動で行います。

本線上の編成です。機関車+貨車です。後ほど、この編成に細工を施します。

ヤードにおいた貨車です。先ほどの編成を牽引する機関車は、貨車を切り離した後でこの編成と連結するという想定です。

機関車が貨車を切り離しできるように、簡単な細工を編成のスクリプトに設定します。上記のようにスクリプトを設定してください。大文字、小文字は区別されます。間違わないように入力してください。

このスクリプトは、aキーをおしたら、そのときに1両目の機関車の後ろにつながっている車両を切り離します。

スクリプトを設定したら、レイアウトは完成です。早速ビュワーで試してみましょう。

フライスルーカメラで見た状態です。手前に機関車+貨車の編成がいます。

この編成をヤードにいれるために、本線の末端まで移動します。

ポイントは、コンソールパネルで操作します。ポイントの部分をクリックして、本線側ポイントを分岐に切り替えます。(分岐番号が1と表示されています。)

機関車+貨車の編成の進行方向をhomeキーを押して切り替えます。そのまま、ヤードに引き込みます。

ヤードに引き込み終わったら、homeキーを押して、本線に戻る方向に進行方向を切り替えます。次にaキーを押します。スクリプトで解放命令を設定していますので、aキーを押したと同時に貨車は切り離されます。機関車を進行させて、本線に戻ります。

再び、コンソールパネルを操作して、ポイントを切り替えます。今度は、ヤード内のポイントも分岐に設定します。

機関車の進行方向を反転して、ヤードの向かいます。

セメント車に連結します。

進行方向を反転したら、そのまま前進して、本線に戻ります。あとは、ポイントをすべて直進に戻して、入れ換え完了です。