「OpenGL ESとC++で作る iPhone/iPad 実戦3Dゲーム」が出ます。

1年以上前から書き進めていたOpenGL ES2本が、いよいよ書店に並びます。
iOS5/6対応、ゲームプログラマーにはおなじみのC++、そしてOpenGL ES 2.0を使いガチでゲームを作ってしまおうという本です。
アイマジックが製作を進めている実際のゲームから、プロトタイプの工程を自社ゲームエンジン(の一部)とあわせて公開するという超絶企画本です。
OpenGL ES 2.0を実際に利用する上で「引っかかる」部分を、ゲーム開発の実際の手順を通して解決することができます。今までにない実戦レベルの本です。

題材は、今が旬の「戦車」。それもWWII。
戦車ゲームには、多関節構造の剛体モデリング、荷重移動、弾道計算、コリジョンなど3Dに関連する必須技術がそろっています。
実際のコードを通して、リアルなゲームを実現するためのプログラミング技術を容易に習得できます。
ビルボード、スプライト、パーティクルなどゲームに必要な周辺技術も完全解説しています。

本書には、第2次世界大戦で軍馬と評されたIV号戦車 G型、戦車界のオーバーテクノロジーT34/76が、モデルデータ込みで登場します。
戦車の構造、戦術などからゲームデザインをどのように起こすのか、戦車特有の挙動とコントロールの実現など実戦レベルの内容になっています。

秀和システムから4/26発売です。
詳細は、下記リンク先をご覧ください。
http://www.shuwasystem.co.jp/products/7980html/3781.html

※本書掲載のプログラムは、開発中のゲームタイトルのものです。3Dデータなどは、製品版とは異なります。
※開発中ゲームの発売は、年内を予定しています。

というわけで、ここ数ヶ月は、OpenGL ES2本の仕上げに時間を割いていました。
当ブログでたまに出てきた戦車ポリゴンは、このプロジェクトのものでした。
実は、このOpenGL ES2本や戦車ゲームは、より大きなプロジェクトの副産物です。こちらのプロジェクトも機会がありましたらご紹介させていただきます。