[作例]乗客を乗せる

エミッターを使ったビルボードの乗客を、列車に乗せる作例です。

テクスチャー
乗客の画像を作成します。Photoshopなどペイント系ツールを使用してください。乗客の周囲は、透明にしてpng形式で保存します。(128*128など正方形で作成してください。)作成した画像は、レイアウトのリソースに登録します。

エミッター設定

エミッターをレイアウトに配置して、設定します。ユーザーテクスチャーにさきほど登録した画像を設定してください。パーティクルサイズを適切に設定してください。生存時間は、10msにします。(生存時間は、1フレーム=約16msより小さい値にします。)

モーションパス

エミッターを移動可能にするために、制御用のモーションパスを配置します。モーションパスは、スクリプトで制御しますので、場所、形状は適当でかまいません。

モーションパス設定

モーションパスを設定します。ターゲットにエミッターを設定。自動スタートをoffにしてください。

5-editmot.gif
モーションパスのスクリプトを記述します。ターゲットの座標を変更するメソッドを用意します。

6-editcar.gif
乗客がのる車両のスクリプトを記述します。フレームイベントを利用して、毎フレームごとに車両の位置を取得>>エミッターを移動を繰り返します。lvが、乗客の車両内での位置です。x成分は、車両の前後方向になります。
GetCarWorldPosで、車両内の座標から、レイアウト上の座標に変換します。
モーションパスのグローバル変数emposに結果をコピーして、attachをコールすると、モーションパスのターゲット=エミッターが新しい位置に移動します。

charon.jpg

作例を走行させると、このようになります。作例の応用でディーゼルカーの排煙などが表現できます。

VRM5/VRMONLINEアップデータ5.0.6.73

鉄道模型シミュレーター5/オンラインのアップデータを更新しました。バージョン5.0.6.73です。
鉄道模型シミュレーター5は、アップデータのページよりダウンロードしてください。
主な変更点
・グループ専用のポップアップメニューを追加
・グループ作成時の初期カラーを上位から継承
・高解像度地形テクスチャーを実装
・レイアウターの地形テクスチャー表示を高速化
・地形テクスチャーに4ブロックグループを追加
(レイアウト設定で切り換え)
・高解像度地形テクスチャーの境界自動補正機能を追加
(レイアウト設定で切り換え)
・部品ごとの表示設定を追加
・編成にステータス領域追加
・ステータス、負数も可能に
・整列に中央揃えを追加
・踏切、ホームドアにグループ番号を追加。
(同一グループ番号を同時に操作)
・自動センサーの動作設定を追加
・自動センサーに編成ステータスを追加
・大量のリソースを含む編成ファイルの保存を安定化
・架線の種類に、長さでたるみがかわる電線と直線を追加
・踏切、ホームドアのアニメーション途中での状態変更に対応
・連結時にまれに表示位置が異常になる問題を修正

・スクリプトに編成分割イベントを追加
・スクリプトにフレームイベント追加
・DEBUG命令改良
・スクリプトにブロードキャスト機能を追加
・スクリプトのディスパッチを改良
・スクリプトに地形高度を取得する命令を追加

スクリプトの追加命令
SetTargetVisible
GetTargetVisible
SetEventFrameTick
FetchTrainStatus
SetTrainStatus
GetTrainStatus
GetObjectFromID
GetObjectID
SetEventUncouple
GetUncoupleID
broadcast
InitTargetPos
CrossingGroupCTRL
GetLandHeight
SetTargetPos
GetTargetPos
SetTargetRot
GetTargetRot
GetCarWorldPos