レイアウトコンテストの審査を行っています。今回のレイアウトコンテストは、文字通りの「大作」を多くお寄せいただきました。
鉄道模型シミュレーターのようなリアルタイム3DCGでは、VRAM上にポリゴン、テクスチャーなど3DCGに必要なデータを配置します。VRAMは、メインメモリとは別に存在するグラフィックチップが直接アクセスできるメモリーです。VRAMにすべてのデータを納めることで、高速なグラフィック処理が可能になります。
大規模な作品では、車両、ストラクチャーの個数、レイアウトサイズなどによりVRAMにすべてのデータを置くことができない場合があります。VRAMに配置できなかったデータは、メインメモリーに配置されます。メインメモリーに配置されるデータが増えると、動作速度が遅くなります。大作向けのPC環境を構築する場合は、VRAM容量が鍵になります。
現在、VRAMの使用量を節約するコードを実験しています。節約した分、描画速度が落ちますが、大規模な作品では、全体の速度が向上する可能性があります。(うまく効果があらわれるといいのですが)