樹木の研究

tree

枝、幹などを立体的に表現した樹木について製作研究をすすめています。

1本の樹木は、幹、葉などパーツで構成されています。枝葉は数学的に構造を記述でき、ある程度ツールで生成できます。
ツールで生成したポリゴンは、樹木の複雑な構造を多数のポリゴンで表現します。写真の樹木では1本あたり1000以上のポリゴンが生成されています。1本の樹木で1000ポリゴンは多すぎるため、生成したデータに対してポリゴンのダイエットを行います。いろいろな手法を組み合わせてダイエットをすすめると、見た目に大きな変化がでない範囲で300ポリゴン程度まで減らすことができます。

300ポリゴンまで減らしても、樹木を山全体に植えれば、あっという間に膨大なポリゴンが必要になります。立体的な樹木は、必要最低限の使用にとどめて、樹木のディティールが不要な遠方にはビルボード方式の樹木を使います。ビルボード樹木は、1本1ポリゴンと立体的な樹木と比較して圧倒的に使用枚数が少なく、高速です。
(最近のゲームは、視点からの距離に応じてモデルの複雑さを変化させますが、VRMでは複雑さを固定しています。)

鉄道模型シミュレーター5第3号