paramセクション

特定の数値/文字列をスクリプトに設定します。簡易ウィザードでは、「定数」として扱われ、質問をスキップします。

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param
{
name codename
type param-type
default default
range minnum maxnum
guide text
}
___________________________________________________
___________________________________________________
name codename

識別するための任意の名前

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param-type

パラメータの種類(整数、小数、文字列)

param-type
int 整数
float 小数
str 文字列
___________________________________________________
default default

初期値

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range minnum maxnum

設定範囲(この項目は省略可能です)

数値の場合は、最小値と最大値。
文字列の場合は、最小値を1にして、最大値は文字列の最大長になります。

※文字列の最大長は、scrollを認識する段階では120文字まで設定可能です。ただし、スクリプトでの命令の使い方などによって制限がかわります。ウィザードで実際に生成したあとも適切に動作するか確認してください。

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guide text

表示する質問文

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objectセクション

scrollでスクリプトをセットしたり、参照するオブジェクトを定義します。ユーザーは、質問に合わせてオブジェクトを選択します。



object
{
name codename
type object-type param
guide text
}





name codename

任意の識別名を設定します。scroll内部でつかう一時的な名前です。

(ex.)
name train1



type object-type param

オブジェクトの種類を設定します。車両オブジェクトにした場合は、さらにparamを設定してください。(車両以外は、paramの部分は省略可能です。)

object-type
CAR 車両
TRAIN 編成
POINT ポイント
SIGNAL 信号
CROSSING 踏切
SENSOR センサー
BELL 音源
TURNTABLE ターンテーブル
CAMERA カメラ
MOTIONPATH モーションパス
LAYOUT レイアウト

※スクリプト内部で参照するときは、LAYOUTを指定することはできない。また、LAYOUTを設定した場合は、レイアウトにLAYOUTオブジェクトはただ1つのため、ウィザードで確認は行われない。

※編成は、車両を含む編成のみ選択可能です。

車両以外の場合は、paramを設定可能です。 省略 ユーザーが特定のオブジェクトを指定します
ALL 指定種類のすべてのオブジェクトを対象にします

※ALLは、スクリプトの設定対象に対してのみ指定できます。指定種類のすべてのオブジェクトにスクリプトを設定します。ウィザードでのユーザーによる指定確認は行われません。

車両の場合は、paramを設定します。

数値
何両目(0から23まで)

HEAD
先頭車

TAIL
最後尾

PANTOGRAPH
パンタグラフ装備車

ALL
全車両

HEADTAIL
両端

SELECT
ダイアログで1両を選択する

※スクリプトを生成するオブジェクトを特定するときにのみ、特定の指定が可能です。スクリプト内部で参照する箇所に使う場合は、編成名から編成オブジェクトを決定して、何両目のデータを参照するか取得する、間接的な動作になるため、CARでの参照は使用できません。

※SELECTは、スクリプトを埋め込む車両を特定する場合に使用できます。スクリプト内部から特定車両を参照する場合は、使用できません。SELECTのあとに、対象編成の識別名を設定してください。(下記、使用例を参照してください)

(ex. パンタグラフ装備車両を対象とする)
type CAR PANTOGRAPH

(ex. 事前に決定したtrain_1オブジェクトに含まれる車両を1つ選択)
//train_1は、事前に別のobjectセクションで定義済み
type CAR SELECT train_1



guide text

質問文を設定します。

(ex.)
guide "スクリプトを設定する編成を選択してください。"

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headerセクション

headerセクションは、スクリプトウィザードのリストに表示されるタイトルや、説明文を記述します。ユーザーは、このセクションに設定されている案内を参考にして、scrollを選択します。


//headerセクションの構成
header
{
title text
guide text
copyright text
type wiz-type
}


title text

リストに表示されるタイトルを記述します。「車両の第1パンタグラフを開く」というような、実行対象と実行内容を簡潔に記述してください。最大120文字です。

(ex.)
title "車両の第1パンタグラフを開く"


guide text

詳細な説明を記述します。具体的な生成内容を説明してください。最大250文字です。

(ex.)
guide "編成に含まれるすべてのパンタグラフ搭載車両の第1パンタグラフを開きます。V4規格の車両が対象です。"


copyright text

scrollの作者名を記述してください。最大60文字です。

(ex.)
copyright "IMAGIC"


type wiz-type

scrollのジャンルを設定します。動作内容にあわせてジャンルを設定してください。

WIZTYPE_CROSSING 踏切
WIZTYPE_SIGNAL 信号
WIZTYPE_CAR 車両制御
WIZTYPE_SPEED 速度制御
WIZTYPE_TRAIN 編成
WIZTYPE_BELL 音源
WIZTYPE_RAIL 線路
WIZTYPE_CAMERA カメラ
WIZTYPE_MOTIONPATH モーションパス
WIZTYPE_LAYOUT レイアウト
WIZTYPE_ETC その他
(ex.)
type WIZTYPE_CAR

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Overview

スクリプトウィザードは、VRM4のスクリプトを目的にあわせて自動的に生成する機能です。スクリプトウィザードにあらかじめ設定されている「目的」から選び、画面に表示される質問事項に答えていくだけで、必要なスクリプトが生成されます。

この項目では、スクリプトウィザードの仕様について記述しています。スクリプトウィザードの使い方については、リファレンスマニュアルをご参照ください。

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ScreenShot

ScreenShot max_count

max_count 最大撮影枚数

現在表示されている画面をビットマップファイルとして保存します。max_countには、最大撮影枚数を設定します。最大撮影枚数をこえて保存することはできません。
この命令は、ビュワーのスクリーンショットボタンと同じ動作をします。1回の命令実行で1枚保存します。
ムービーを作成する場合は、複数枚のビットマップを保存してください。その際は、この命令を連続してコールしないで、1回の撮影後に必ずシステムに制御を返してください。タイマーイベントを利用して、一定間隔で実行することでムービーを出力できます。
※作成されるムービーは、「シーケンスファイル」とよばれる連続した静止画です。ファイル名に連番が設定されています。ムービーの編集には、アフターエフェクトなどシーケンスファイルを読み込めるツールを使用します。

重要!!

この命令の実行は、ハードディスクの空き容量に関係なく保存を実行しようとします。このため、最大撮影枚数には、必ず必要枚数分だけを設定してください。最大撮影枚数は、99999が上限です。
ビットマップファイルの大きさは、ビュワーの画面サイズに依存します。保存に要する時間は、パソコンの総合的な性能に依存します。ムービーとして保存する場合は、なるべくスクリーンショットボタンを利用してください。

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