スクリプトウィザードは、VRM4のスクリプトを目的にあわせて自動的に生成する機能です。スクリプトウィザードにあらかじめ設定されている「目的」から選び、画面に表示される質問事項に答えていくだけで、必要なスクリプトが生成されます。
この項目では、スクリプトウィザードの仕様について記述しています。スクリプトウィザードの使い方については、リファレンスマニュアルをご参照ください。
スクリプトウィザードは、レイアウター起動時に、wizardフォルダーから「scroll」と呼ばれる生成ルールを記述したファイルを読み込みます。scrollファイルは、UNICODE形式で記述されたテキストファイルです。UNICODE形式で読み書きできるテキストエディターを利用して作成します。拡張子は、vrwです。
scrollファイルは、任意に作成、追加できますが、ファイル名が”vrm4_”および”vrm5_”で始まるファイルは、アイマジックの予約になっています。(※ファイル名は、スペース、カンマを含まないようにしてください。)
レイアウター起動時に、scrollファイルをコンパイルしてウィザードのリストに追加します。このとき、構文チェックはあまり厳密ではないので、scrollファイルを作成するときは仕様にそった内容にしてください。コンパイルに失敗したscrollファイルは、認識しません。(またはレイアウターの起動時にハングアップします。)
scrollファイルには、大きく分けて、「内容の説明」「オブジェクトの参照リスト」「質問(変数、定数など)」などのブロックに分かれています。それぞれのブロックを記述することで、ユーザーに質問した結果にあわせて適切なスクリプトを生成することができます。
scrollの記述について
scrollは、SPACE,”,”,TABを区切り記号とした単語単位で構文を認識します。文字はすべて、UNICODEです。
text
テキストを記述します。テキストは、半角のダブルクォーテーションでくくってください。(本文中にダブルクォーテーションは使用できません。)
例:”本文を記述します”
codename
本文中のオブジェクトの名前参照/PARAM設定など、質問で確定した内容に置き換える箇所に記述します。scrollファイルでこれまでに使われていない任意の単語を設定します。
※””でかこまれている文字列やscript本文にあるリマークの内部も置き換えの対象になります。
※codenameを””でかこまないようにしてください。
※codenameは最大120文字まで
文字数
16bit固定長のUNICODEで処理するため、半角も全角も1文字になります。設定できる文字数の最大長に注意してください。
リマーク
//で始まる行は、リマークです。注釈を記述します。
scriptセクションの本文に記述したリマークは、スクリプトとして生成されます。