鉄道ファンに抜群の人気を誇るディーゼル特急の女王「キハ82」です。大型のパノラミックウィンドウに複雑な曲線構成が美しい前頭部など、そのデザインは現在も古さをまったく感じさせません。台車には、横軽のラック区間での干渉を避けるため、踏面ブレーキではなく車輪ディスクブレーキを採用するなど、キハ82には新機軸が多く取り入れられています。
キハ82は、長年各線区で使用され、いくつかのスタイルが存在します。先頭車のキハ82については、代表的なスタイルを3タイプモデル化しています。(ヘッドマークの書き換えで九州特急から北海道特急まで再現できます。超長距離特急「白鳥」も再現可能です。)
先頭部のホロは収納式になっています。オプション設定でホロの状態を選択できます。未指定の場合は、格納されています。
▼ナンバープレート、行き先方向幕、ヘッドマーク、書き換え可能
▼ヘッドライト、テールライト点灯可能
▼室内灯点灯可能
▼先頭車ホロ収納可能
参考資料:各形式の製造時期分類
昭和35年度債務負担 | キハ82 1-43 キロ80 6-27 キハ80 13-53 キシ80 1-21 |
昭和36年度第2次債務負担 | キハ82 44-45 キハ80 54-56 キロ80 28 キシ80 22 |
昭和37年度本予算 | キハ80 57-58 |
昭和37年度第2次民有 昭和37年度第2次債務負担 |
キハ82 46 キハ80 59-73 |
昭和38年度民有 昭和38年度第2次債務負担 |
キハ82 47-55 キハ80 74-85 キロ80 29-32 キシ80 23-26 |
昭和38年度第3次債務負担 | キハ82 56-64 キハ80 86-95 キロ80 33-37 キシ80 27-29 |
昭和39年度民有 | キハ82 65-71 キハ80 96-112 キロ80 38-42 キシ80 30-31 |
昭和39年度早期債務負担 | キハ82 72-77 キハ80 113-118 キロ80 43-47 キシ80 32-34 |
昭和39年度第3次債務負担 | キハ82 78-107 キハ80 119-163 キロ80 48-60 キシ80 35-36 |
昭和41年度本予算 | キハ82 108-110 キハ80 164-166 キロ80 61-62 キシ80 37 |
貫通型ホロのオプション
ID 1 / ホロ収納状態(初期状態でON)
ID 2 / ホロを引き出した状態
キハ82-1は、クーラーが増設された更新工事後のスタイルです。キハ82-24は、登場時のスタイルです。キハ82-73は、JR東海の保存車でキハ82の後期形に属しています。いずれも国鉄時代の状態をモデル化しています。(特にJR東海の保存車は、特別保全工事を受けているため国鉄時代と外観に差異が生じています。)
キハ81系、キハ82系の総称としてキハ80系という呼び方があります。VRMでは、「キハ81系」「キハ82系」と別形式に分類しています。最初のキハ81系「はつかり形」は、いまでいうところの量産先行試作車にあたります。キハ80系の第1次発注グループ「はつかり形」の実績をふまえて、キハ80系の第2次発注グループ以降のキハ82系は製造されています。