変数は、定義した場所でグローバル変数とローカル変数の2種類になります。
グローバル変数
BeginFunc – EndFuncの外側で定義した場合は、グローバル変数です。オブジェクトのプロパティーとして外部に公開されます。特にレイアウトのスクリプトで定義した変数は、レイアウト全体からアクセスできる特別なグローバル変数になります。
ローカル変数
BeginFunc – EndFuncの内側で定義した場合は、ローカル変数です。BeginFunc – EndFuncの間でのみ有効です。外部には非公開です。
変数は取り扱うデータによって、数種類に分類されます。
一般変数
一般変数は、整数、小数、文字列などを保持する変数です。鉄道模型シミュレーターでは、ほかの言語にみられるような明確なデータ型がありません。命令の実行時にデータ型が適切に評価されます。ただし、内部では動的に変数のデータ型が設定されています。たとえば文字列をあつかった変数を、整数として使い続けることはデータ型の評価に多大な時間をとられるため適切ではありません。変換命令を使うことで特定のデータ型に変換することができます。文字列は、UNICODEで保持されています。
オブジェクト変数
オブジェクト変数は、オブジェクトを指し示す変数です。オブジェクト変数の内容を一般変数に、またはその逆はいずれもできません。