音源部品

音源部品とは

音源部品は、レイアウトに埋め込むスピーカーのような役割を持っています。音源部品から音を流すことができます。列車接近、到着時のプラットホームのアナウンス、鉄橋通過音、小川のせせらぎ、海岸線の波の音、商店街の雑踏の音など、工夫次第でレイアウトに音の演出を加えることができます。

音源部品は、2次元と3次元の2つの再生モードがあります。3次元の場合は、音源部品を設置した場所を中心とした、球体の範囲で音がなります。3次元の向き、距離が、再生時に計算され、立体的な音場空間になります。2次元の場合は、設置場所に関係なく、モニター画面から音が流れます。

音源部品には、レイアウトリソースに組み込んだwaveデータを1つだけ保持することができます。再生時は、1回だけ再生するか、ループで再生するか選択できます。単純に音を鳴らすだけであれば、スクリプトを記述することなくダイアログで設定するだけで使用可能です。

重要:パソコンの音声再生ハードウェアは、もともとただ1つの音を再生するようにつくられています。プログラムまたは合成用のハードウェアで複数の音を合成しながら、仮想的に複数の音が同時再生できるハードウェアのように振る舞っています。計算で合成するため、合成する音の本数が増えると処理が重くなる場合があります。また、同時再生可能な音の本数が決まっている場合があります。上限を超える本数の音が再生されると、一部の音は再生されません。
これらの制約は、サウンドまわりのハードウェアによって大きく異なります。あまり多数の音が同時にならないように注意してください。

 

設置手順

1:waveファイルをレイアウトリソースに組み込みます。

2:音源部品をレイアウトに配置します。

3:ダイアログで部品の動作設定を行います。音源部品を選択状態にしてポップアップメニューから設定ダイアログを開きます。

 

音源部品の設定ダイアログ

リソースに音声データ(waveファイル)を登録してから、音源部品を設定します。初期項目にはビュワー起動時の動作を設定します。

名称
オブジェクトの名前を設定します。スクリプトで使用します。

WAVEデータ
リソースに登録しているWAVEデータのIDを指定します。音源部品が再生する音になります。

ループ再生
音を繰り返し再生します。チェックしない場合は、1回だけの再生です。

起動時に再生開始
ビュワー起動時に再生を開始します。

3D音源
3次元モードで再生します。

可聴距離
3次元モードで有効です。音源部品を中心とした、可聴距離半径の球体が、音の聞こえる範囲になります。この範囲を超えると再生は自動的に停止します。

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