地上カメラ

地上カメラは、文字通り、地上に設置されたカメラです。鉄道模型シミュレーターは、運転中の車両のカメラ、自由に操作できるフライスルーカメラ、そして、地上に設置した地上カメラを視点として使用できます。地上カメラは、任意の場所に設置できます。沿線に設置して目の前を通り過ぎる列車を眺めたり、小高い丘の上から見下ろすような視点など、使い方次第でレイアウトに様々なシーンを演出することができます。

部品を使用する

地上カメラを部品パレットから配置します。

設定

地上カメラは、シーンを演出するための様々な機能が組み込まれています。地上カメラを選択状態にして、ポップアップメニューからカメラ設定を選択してください。

反応距離
設置場所から指定距離以内にある列車に反応します。

画角
FOVを設定します。通常は90度のまま使用します。

列車を追跡する
走行してきた列車の先頭車にあわせてカメラの向きを変更します。

列車接近でカメラを切り替え
列車をとらえたら表示画面をこのカメラに切り替えます。(列車を追跡するをチェックしたときのみ有効)

最後尾を追跡する
先頭車ではなく最後尾を追跡します。(列車を追跡するをチェックしたときのみ有効)

停車中の車両も追跡対象にする
通常は速度0(=停車中)の列車を追跡しません。このチェックを有効にすると停車中の列車にもカメラをあわせます。(列車を追跡するをチェックしたときのみ有効)

追跡後操作を直前の列車に戻す
列車を追跡した後にカメラが切り替わる前に操作していた列車に制御を戻します。チェックを外すと、カメラが追跡していた列車に制御がうつります。(列車を追跡するをチェックしたときのみ有効)

列車を追跡する

「列車接近でカメラを切り替え」の場合、カメラが列車の接近を関知すると画面がカメラに切り替わります。カメラから規程の範囲に列車が入ったとき、追跡動作が開始されます。追跡中の列車は、運転可能です。
複数のカメラが追跡している場合は、列車に一番近いカメラが処理の対象になります。列車の移動にあわせて、最短距離のカメラがかわると画面も距離の短いカメラに切り替わります。1つの列車を複数のカメラで次々と追跡するといった演出ができます。
追跡中は、他の列車やカメラ、ポイントなどに操作を切り替えることができません。追跡しているカメラが最優先になります。(ビュワーのコンソール、リストからの選択、スクリプトによる切り替えなどはできません。スクリプトの場合は、追跡をoffにしてからSetActive系命令を実行できます。)

列車フィルター

列車を追尾する場合、対象になる列車を列車フィルターで選別することができます。フィルターモードとフィルター値を設定します。フィルター値は、3つのフィルターモードに対応する項目がそれぞれあります。フィルターモードに対応するフィルター値を設定してください。

フィルターモード
列車番号 編成に設定されている列車番号(文字列です)で識別します。
列車種別 編成に設定されている列車種別(種別0から種別7)で識別します。
列車ID 編成の部品IDで識別します。

ビュワーの操作

コンソールに表示される地上カメラマーカーをマウスでクリックするか、カメラのリストから選択することで表示を切り替えることができます。また、列車接近でカメラを切り替えるように設定している場合は、自動的に表示が切り替わります。
コンソールで地上カメラを選択した場合は、現在操作対象になっている列車を運転することができます。

※列車追跡を設定したカメラは、操作レベルが最優先になります。追跡中は、他のカメラや列車に操作を変更することができません。
※複数のカメラで追跡を設定した場合、一番列車への距離が近いカメラが操作対象になります。

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