鉄道模型シミュレーターは、20mm単位のメッシュ状のポリゴンを上下に移動して地形を表現します。標準の高さは、0mmです。
一般的に鉄道模型は、ベニア板のボードの上にレイアウトをつくります。地形はベニアの上に発泡スチロールなどの素材を重ねて、その上に線路をひきます。地形の詳細な表現は、石膏をかぶせて造形します。
鉄道模型シミュレーターは、3DCGを使う関係でポリゴンの制約が存在します。このため、実際の鉄道模型とは表面上の仕組みはことなりますが、基本的な考え方としては同じイメージです。地形をつくるために、レイアウターには地形ツールが組み込まれています。「ツール」>>「地形ツール」で地形ツールに切り替えます。
実際の地形は、途方もない時間スケールの中で造山運動や雨、風による浸食、生物活動による地形変化などによって形成されてきました。地形一つに「時間」が刻み込まれています。地形の成り立ちから考察を含めてつくると説得力あるシーンの構築に効果的です。
環境設定でグリッドを20mm単位に設定すると、地形の形状、テクスチャーと正確に同期します。使用状況に合わせて変更してください。