VRM ONLINE(2014/05より)、鉄道模型シミュレーター5 #12よりリリースした新しい規格の線路です。既存のアイマジック規格線路に代えてご利用下さい。
線路、道床が、実際の線路に近いデザインになりました。リアルな外観の線路です。新しいポイント、大半径カーブレールなど、使いやすさとリアルさを両立しています。道床、枕木の種類によって分類された部品群で構成されます。(※本線用のバラスト本線レールからリリースを開始します。)
基本規格
線路幅は、9mmです。レールは、在来線、新幹線いずれにもマッチするようにデザインしています。
基本線路長 | 128mm |
高架区間の橋脚標準高さ | 50mm(水平区間) |
高架区間の線路の高さ | 50mm+5mm=55mm 5mmは高架橋の厚み |
基本複線間隔 | 34mm |
拡張複線間隔 | 51mm |
島式ホーム複線間隔 | 68mm |
新幹線島式ホーム複線間隔 | 76.5mmから76.9mm (組みあわせる線路によって変動します) |
幅広道床仕様
線路を基本複線間隔で並べた場合、線路間の隙間がなくなるワイドな道床仕様になっています。このため、幅広い道床の線路と組みあわせ可能な新幹線高架橋、R2築堤とあわせてご利用下さい。VRM4互換の高架プレート、築堤は、幅広道床がはみ出る場合があります。
既存線路との接続
既存のアイマジック規格線路、トミックス規格線路のいずれにも接続できます。線路の断面は、それぞれ異なります。”ATB-CAP”部品で、道床の断面をふさぐことで断面部分を処理できます。旧規格のアイマジック線路とは、ポイントの仕様がことなります。ポイントを含む線路を接続する場合は、ずれが生じる可能性がありますのでフレキシブルレールなどで調整してください。
バラスト本線レール
PC枕木と本線用のバラスト道床で構成されたレールです。既存レールと互換性を維持しつつ、実際の鉄道で使用されているバラスト道床を再現するために、道床全体を2mmかさ上げしてあります。
設置直後の状態。
2mm、設置高度を下げた状態。道床上面が地形に近い位置になります。
2.5mm下げた状態。道床は、実際の鉄道に近い寸法になります。線路間に地形があらわれます。
大半径カーブレール
カーブ半径1209mm以上の線路が追加されています。
ポイント
ポイントは、トングレール、床板など実物のディティールを組み込んだ新しいデザインになっています。分岐側の曲線部分は、単一の半径をもつカーブレールではなく、複数の半径を組みあわせた複合曲線になっています。複合曲線により、分岐側の間隔が正確な数値になっています。
主半径 | 分岐角度 | 分岐幅 | 全長 | |
IP495 | 495mm | 15 | 17mm | 128mm |
IP742 | 742mm | 15 | 25.5mm | 192mm |
IP1936 | 1936mm | 7.6 | 17mm | 256mm |
ポイントと組みあわせて使用するポイント補助カーブレールも複合曲線で構成されています。
※IP1936に接続するレールは、通常のメニューなどの回転操作では最小で1度単位の回転になるため、オプションに回転角度に入力して小数角度を設定してください。
補助直線レール
分岐幅の調整などに使用するレールです。
実際の長さ | 調整内容 | |
IS066 | 66.25767555 | 64mmを15度傾けた長さ |
IS064.5 | 64.56198572 | 64mmを約7.6度傾けた長さ |
IS132 | 132.5153511 | 128mmを15度傾けた長さ |
IS166 | 165.6441889 | 160mmを15度傾けた長さ |
IS181 | 181.019336 | 128mmを45度傾けた長さ |
IS034 | 34.0 | 複線幅 |
IS051 | 51.0 | 拡張複線幅 |
補助曲線レール
ポイントと組みあわせたり、複線間隔を調整するときに使用するレールです。
カント付きレール
曲線通過時に車体をカーブの内側に傾けるため、外側のレールが高くなって(=カント)います。カント付きの本体レールとその前後に配置するカント量が徐々に変化するレールの3種類を組みあわせて構成します。
バリアブルレール
鉄道模型では、スライド式で長さを変更できる直線レールをバリアブルレールと呼びます。バリアブルレールは、線路の長さの調整が必要な箇所に使用します。
フレキシブルレール
自由に曲げられるように作られたレールです。(鉄道模型では、枕木をモールドしたベースに柔軟性をもたせて、曲げられるようになっている線路です。)鉄道模型シミュレーターでは、ベジエ曲線で2つのハンドルを操作して自由にカーブをつくることができます。