ホームドアをまとめて動作

ホームドアは、一組の装置群に同じグループ番号を設定することでまとめて動作させることができます。

自動センサーは、同じグループ番号をもつ踏切、ホームドアすべてに対して、切り替えを実行します。自動センサーに対して、順方向で列車が通過したとき、対象物を閉じるように動作します。逆方向の場合は、対象物を開きます。

ホームドア

グループ番号による開閉は、多数の部品を操作するホームドアで威力を発揮します。

door1

作例は、プラットホーム上に4つのホームドア部品をならべています。

dlg_door

グループ番号を設定します。

ホームドアの場合は、番線ごとに異なるグループ番号を与えてください。

door2

ドアを開閉するための自動センサーを設置します。踏切とは、自動センサーが逆向きになることに注意してください。列車が進入すると、逆向きの自動センサーが最初に反応するため、対象物(=ホームドア)が開きます。

dlg_ats_door

設置した自動センサーの動作設定を行います。パラメータは、ホームドアに設定したグループ番号1を設定します。設置した2つの自動センサーを内容で設定します。

doortest

以上で、列車が到着するとホームドアが開き、列車が出発すると閉じます。

運用上のノート

  • 対象物の開閉タイミングは、自動センサーと対象物の距離を変えて調整してください。
  • グループ番号は、任意に設定できますが、ある程度ルールを決めて設定していただくと、便利です。たとえば、踏切は1000番台、ホームドアは2000番台などです。ホームドアは駅ごとに番台を区切るという方法もあります。
  • 列車の進行方向を変更する場合は、自動センサーを列車が完全に通過してから行ってください。自動センサーをまたいだ状態で進行方向を変更すると、正常に判断できなくなります。
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