自動センサー:待避線

動センサーを使った簡単な待避線の作例です。普通列車と特急列車が本線上にあり、普通列車を待避させます。

待避線と4つの自動センサー、先発の普通列車、後発の特急列車という組み合わせです。

最初に、編成を「普通列車」と「特急列車」で区別できるように準備します。先発列車の編成ダイアログで種別コードを「種別0」にします。

次に後発列車の編成ダイアログで種別コードを「種別1」にします。作例では、種別0を普通列車、種別1を特急列車とするルールにしています。

緑色の自動センサーです。この自動センサーは、普通列車を待避側にすすめるため、ポイントを切り換えます。フィルター条件は、普通列車=種別0にします。これで普通列車のみに反応して、特急列車には反応しません。
切り換えるポイント(待避線入り口側ポイント)を選択して、分岐側にポイントを切り換えるようにします。

ピンク色の自動センサーです。普通列車が待避線側にすべて入ったら、ポイントを直進に戻します。作例は、自動停止は行っていません。待避線に入った普通列車は、手動で停止してください。停車後、F6キーを押して、後続の特急列車に運転を切り換えてください。特急列車は、そのまま待避線のある区間を通過してください。通過後、F6キーを押して、ふたたび普通列車に運転を切り換えてください。

水色の自動センサーです。運転を再開した普通列車が最初に通過する自動センサーです。普通列車が待避線から出られるように、出口のポイントを分岐側に切り換えます。

最後に黄色の自動センサーです。普通列車が、待避線から出終わった時点で、出口側のポイントを直進に戻しておきます。このセンサーは、待避線からでてくる列車にのみ反応させるためフィルター条件を種別0にします。
このセンサーがない場合、入り口側と出口側のポイントが、直進と分岐でばらばらになってしまいます。

※鉄道模型では、1つのポイント切り換えコントロールボックスに入り口側ポイントと出口側ポイントを両方とも接続して、一度に切り換えるという方法があります。自動センサーでも同様な仕組みをつくることができます。

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