鉄道模型シミュレーターオンラインは、シェーダーモデル3.0以上のグラフィックが利用できる環境でフル機能のプログラマブルシェーダーが動作します。
3DCGは、シェーダーと呼ばれる一連のシステムで計算、表示されます。古いパソコンでは、シェーダーはチップ上に組み込まれた固定回路で計算していましたが、現在のパソコンでは、プログラムで動作する柔軟なシェーダーで計算されます。
シェーダーは、シェーダーモデルと呼ばれるバージョン番号で世代がわかります。シェーダー3.0は、DirectX9後期に登場したバージョンです。影などの計算が柔軟に行える特徴があります。Windows XPが対応する最後のバージョンです。
(Windows Vista以降は、シェーダーモデル4.0以上が利用できます)
VRM ONLINEの性能を最大限に引き出す場合は、GeForce 9×00系などシェーダーモデル3.0以降に対応した新しいビデオカードを導入してください。
VRM ONLINEのシェーダーは、次のステップで処理します。
3Dフェーズ
1:シャドウマップ生成
2:ポリゴンの系変換、表面散乱計算
3:ポリゴンのピクセル描画(シャドウマップ参照+フォグ)
2Dフェーズ
4:ブルーム(ガンマ+グロー算出)
シャドウマップは、計算可能な範囲に制約があります。視点から一定範囲のみ計算します。超高層ビルなど大型のストラクチャーは、計算範囲を超えるためシャドウは生成しません。
ブルームは、3D計算の結果(ブルームを無効にしたときの表示内容)に対して処理が行われます。画面の明るい部分=RGB値が大きい部分が、光る対象になります。
※フォグは日本語では霧ですが、計算上は大気のシミュレーションに相当します。大気中の微粒子による散乱などを擬似的に表現しています。霧に限定されたものではありません。
※濃い霧などフォグによっては、RGB値が大きくなる場合があります。この結果にブルームを適用した場合、つよく光っているように見えます。シェーダーのエフェクトの組み合わせによっては、望まない結果になる場合があるため、ブルームをoffにするなど適切な組み合わせで実行してください。
※シェーダーは、日々進化している分野です。バージョンによっては大きく仕様を変更する場合があります。(特に古いバージョンとの互換性が性能上の問題となる場合は、互換性を維持しない場合があります。)
※シェーダーモデル4.0以上は、Windows Vista以降でのみ利用可能です。シェーダーモデル4.0以降は、表現力が飛躍的に向上しますがVista以降という制約があるため、2008/12時点では採用していません。