遠方のちらつきを抑える(MIPMAP)

MipMapとは

MipMapは、遠方に発生するちらつきと、遠方での無駄なテクスチャーメモリー参照を軽減するために古くから利用されている技術です。この機能は、GPUに組み込まれています。遠くのものを描画するときは、オリジナルサイズのテクスチャーではなく縮小したテクスチャーを使って、描画します。これは、GPUによって自動的に処理されます。

mipmap

MipMapのメリット

最大のメリットは、遠方のちらつきが大幅に軽減されるという点にあります。テクスチャーが精密になるほど、遠方ではテクスチャーから拾い上げる情報量が減ります。これがちらつきの原因になります。MipMapは、テクスチャーを強制的に縮小することで「見かけの情報量」を維持します。結果、ちらつきが軽減されます。

mipmapguide

MipMapのデメリット

縮小したテクスチャーを使うということが、最大のデメリットです。縮小されたテクスチャーで表示されるため、遠方になるほど「変な模様」「変なスジ」など弊害が目立ってきます。

好みによって使い分ける

デメリットよりメリットをとるか、遠方もフルサイズのテクスチャーで表示するか、好みに応じて使い分けて下さい。MipMapは、環境設定で有効/無効を切り替えることができます。無効にすると、従来と同じMipMapなしの状態で表示します。

 

 

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建物、道路、レールに変な模様がでる

バージョン5.1.0.153よりMipMap機能を有効にしました。MipMapは、遠方のちらつきを大幅に軽減できるというメリットがありますが、縮小されたテクスチャーを使うため、画面上に表示される建物、道路などに「変な模様」が表示される場合があるというデメリットがあります。

レイアウターの環境設定のシェーダー詳細で、MipMapの有効、無効を切り替えることができます。無効にすると、従来と同様にフルサイズのテクスチャーで表示します。

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シェーダーの詳細設定

環境設定の「シェーダーの詳細」ボタンをクリックすると、シェーダーの詳細設定が開きます。

シェーダーの詳細

影を表示する

シャドウマップ法による影を表示します。シャドウマップは、太陽光線によって投影される影を擬似的に作り出します。

影を細密に表現する

シャドウマップを記録する内部テクスチャーの精度を決定します。チェックを入れた場合は、倍密度のテクスチャーを使用します。

ブルーム効果を有効にする

かがやきに含まれるフレア(=ふわっと光る)を表示します。

MIPMAPを有効にする

MipMapを有効にします。MipMapは、遠方の表示に縮小されたテクスチャーを使うことで、遠方のちらつきを大幅に軽減することができます。デメリットとして、強制的に縮小されたテクスチャーを使用するため、「変な模様」などが表示される場合があります。ちらつきが気にならない場合は、MipMapを無効にして下さい。無効にすると従来と同様にフルサイズテクスチャーで表示します。

アンチエリアス

アンチエリアスは、ポリゴンのエッジをなめらかにみせることができます。アンチエリアスを使用しない場合は、ポリゴンのエッジはドットがそのまま表示されます。アンチエリアスを使用すると、エッジにそってドットが半透明で表現されるため、なめらかなエッジになります。この機能は、GPUによって実行されます。GPUによって、使用できるアンチエリアスの手法がことなります。パソコンに搭載されているGPUにあわせて選択して下さい。通常は、アンチエリアスx4を選択して下さい。

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VRMCLOUDマニュアル

鉄道模型シミュレーター5/ONLINEの機能拡張「VRMCLOUD」のマニュアルは、pdf形式になっています。下記リンクをクリックすると、VRMCLOUDのマニュアルを開きます。ブラウザーがpdfに対応している場合は、ブラウザー上でご参照いただけます。対応していない場合は、pdfファイルをダウンロードしてpdf対応アプリでご参照下さい。

クラウドマニュアル(pdf形式)

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ldexp

ldexp 受け取る変数、指数部、仮数部

仮数部と指数部から小数をつくる
a = 仮数部*2^指数部の関係になる


frexp	shisu, kasu, 10.512
DrawVar shisu
DrawVar kasu

ldexp	ans, shisu, kasu
DrawVar ans

結果
4
0.657
10.512
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