サウンドのXAudio2対応

バージョン5.1.0.165よりサウンドAPIを「DirectSound」から「XAudio2」に切り替えました。空間の広がりを感じられる残響、リアルなドップラー効果で音響をお楽しみいただけます。

残響

直接耳に届く音と壁などに反射して届く音が聞こえたときに人間は違和感なく音の空間を認識できます。残響によって、遅れて届く反射音をシミュレートします。地上と地下(地面高度より下)では、わずかですが残響が異なります。地下では、トンネルなどを想定して、強めに残響が発生します。

ドップラー効果

XAudio2では、ドップラー効果はリアルに計算されるため、環境設定の設定項目は廃止されました。音の発生源と聞き手の相対的な移動でドップラー効果が発生します。踏切の通過時などリアルな音の変化をお楽しみいただけます。

※向きの変化によるドップラー効果は再現されません。相対的な位置の変化のみドップラー効果が発生します。

低音域の強調

残響が加わったことで、音データによって低音域が強調される場合があります。
オリジナルの音データを作成される場合は、波形編集ツールの音に残響は加わっていないことに注意してください。必ず、音データをレイアウトに組み込み、ビュワーで実際に再生して確認してください。

警笛、VVVF音

リアルタイムで音の割り当てを行い、多数トラックを同時に再生するため、長尺の音は注意が必要です。警笛、VVVF音などは、視点の移動により音声の再生対象外になった時点で再生が打ち切られます。
踏切などのループ音は、再生対象になった時点でループの最初から再生されます。視点からの警報器の距離によって再生開始時間が異なるため、それぞれの警報器のループにずれが発生します。

 

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