自動センサー:編成分割

自動センサーを利用して、編成を分割、それぞれの編成を制御する作例です。

駅に3両編成の列車が、到着。編成を1両+2両に分割後、それぞれ時間差で出発するという作例です。

列車を駅に停車させる緑色の自動センサーです。動作には、パラメータに停車位置までの距離をセットして、指定距離で停止を設定しています。
フィルターには、共通ステータス番号1が「0のとき」という条件を設定しています。(この条件設定は、別の自動センサーの動作で意味がでてきます。)

列車が停車する位置に配置した、オレンジ色の自動センサーです。(緑色の自動センサーから135mmぐらいの位置に設置)
分割する側の列車を制御します。最初に切り離しを実行しています。自動センサーを通過してから完全に停車するまで待つために、1000ミリ秒の実行時間を設定しています。
次に、分割された編成を制御するための自動センサーを呼び出します。パラメータには、呼び出す自動センサーの部品IDを指定します。(部品IDは、レイヤーパレットなどで確認してください。部品名の前にある一意の数値です。)
切り離しと自動センサー呼び出しは、ワンセットになります。同一の実行時間に設定した場合、実行順序は保証されないため、呼び出し命令を切り離しから後に実行するよう時間を設定します。作例では、+10ミリ秒にしていますが、フレームレートの変動を考慮して+50ミリ秒以上の間隔をあけてください。
5000ミリ秒後、分割した編成を出発します。
最後の動作は、共通ステータス1番を+1します。初期値が0のため、ここで1になります。
フィルターには、緑色の自動センサーと同様に共通ステータス1番が0のときだけ実行するようにしています。この自動センサーを実行すると0から1になるため、2度目以降は、緑色、オレンジ色の自動センサーは実行されません。これは、後続編成(分割された編成)が、自動センサーを通過しても実行しないようにするためです。

最後に線路以外に配置した水色の自動センサーを設定します。分割された新しい編成を制御するための、自動センサーです。他の列車に反応しないように、この自動センサーは、線路以外に配置します。
最初に蓄積されている動作をクリアしてください。動作がクリアされたところで、新しい動作を指定します。
ここでは、分割から25000ミリ秒後に出発するよう設定しました。

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